渡辺金融相:サブプライム、邦銀健全性に問題なし-格付け機関を点検

安倍改造内閣で新たに金融担当相に任命さ れた渡辺喜美氏(行政改革担当相は留任、兼務)は27日午後、首相官邸で会見 し、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの焦げ付き問題で「わ が国の融システムの健全性が問題になることはまったくない」との認識を示し た。ただ、関連して格付け機関などの対応をチェックする必要性を強調した。

渡辺金融相はサブプライム問題について「この問題には十分な注意を払い ウオッチしていきたい」と今後の影響などを注視していく考えを表明。特に同 ローンを組み込んだ証券化商品を評価する格付け機関について「今までノーチ ェックだったが、急激に格付けが変更されるような疑問が起きており、真剣に チェックに取り組んでいく必要がある」と述べた。

この問題に対する日米欧の対応について「中央銀行による資金供給は根本 療法ではない」と指摘、信用収縮の回避には問題の根本を解決することが重要 との認識を示した。そのうえで、サブプライム問題で急激な円高が続けば実体 経済に与える影響が大きいとして、日本銀行は「政府と共通の認識を持った金 融政策を行ってもらいたい」と語った。

また、山本有二前金融相が打ち出した日本の金融資本市場の競争力強化に 関して渡辺金融相は、安倍首相から改革ための具体的な計画策定に入るよう指 示があったことを明らかにした。また、多重債務者問題の解決や金融商品の利 用者保護の徹底などにも取り組む方針だ。

--共同取材:廣川高史 Editor : Hirano

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