ECB総裁、景気について発言控える-金利のあらゆる選択肢を維持

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ 総裁は27日、金融市場の混乱が欧州経済を圧迫しているかどうかについ てコメントを控えた。政策金利に関するあらゆる選択肢を残した格好。

同総裁は市場の混乱が始まって以来初めてとなるこの日のコメント で、今月初めに示唆した政策金利引き上げを実施するかどうかについて、 9月6日のECB政策理事会まで決定は下されないと表明した。

同総裁発言ではっきりした兆候が示されなかったことは投資家に失 望視される可能性があるとともに、金融市場の混乱が欧州圏経済にどの 程度影響を与えているのかをECBが引き続き見極めていることを示唆 している。

同総裁は「中期的な物価安定へのリスクを判断した上で決定する」 と述べるにとどめ、今回はインフレを「強い警戒」をもって注視してい るという表現は使用しなかった。