額賀財務相:景気回復の勢いを加速-消費税も逃げずに議論(2)

額賀福志郎財務相は27日夕、官邸で行われ た内閣改造後初の記者会見で、「日本経済はようやく回復してきている。この勢 いを加速させ、財政再建についてもしっかり対応したい」と語った。

消費税を含む税制の抜本改革の議論については、「先の参院選挙で民主党が 第一党となり、賛同を得ない法律は通らない」と指摘した上で、「国民的な課題 である税財政についても、与野党がよく協議した上で、国民の期待に応えたい」 と述べた。

額賀財務相はまた、2009年度までに基礎年金の国庫負担の割合を3分の1 から2分の1への引き上げることが法律に明記されていることに触れ、「安定的 な財源をどう確保していくかは、しっかりと議論し、野党の皆さんとも話し合 っていく必要がある」と語った。

さらに「日本経済の進ちょく状況などさまざまな要因を考えながら、税を 考えなければならない。国民の皆さまに直接、負担をかけることになるので、 きっちりと消費税を含めた形で議論していくことが結構なことだと思う」との 考えを示した。また、「国民基礎年金の負担についてどうしていくかということ は、議論していかなければならない。真正面からきっちりと逃げないで議論し て、安定的財源の確保に向け努力していくことが大事だ」と強調した。

来年3月に任期を終える日本銀行の福井俊彦総裁の後任人事については、 「金融政策の要なので、適材適所の基本的な考えに基づいて、対処していきた い」と述べるにとどめた。

額賀氏は、1944年1月生まれの63歳。産経新聞経済部・政治部記者を経て 83年衆議院議員に初当選して以来、当選回数は計8回。小渕内閣と第3次小泉 内閣では防衛庁長官を務め、第2次森内閣では経済財政・IT(情報技術)担当 相を務めた。茨城県出身。