中国人民銀の易総裁補佐:実質預金金利、プラスの必要-利上げ示唆

中国人民銀行の易綱総裁補佐は24日、イ ンフレ調整後の実質預金金利がプラスになる必要があるとの見方を示し、人民 銀が今後も利上げを続ける可能性を示唆した。

易総裁補佐は北京での金融フォーラムで、1年物の預金金利3.6%は消費 者物価指数(CPI)から見たインフレ調整後では実質的にマイナス金利にな っていると指摘した。7月のCPIは前年同月比5.6%上昇と、10年ぶりの高 い伸びとなった。

易総裁補佐は、「実質預金金利が長期にわたりマイナスになるのを阻止す る必要がある」とし、マイナス金利は「景気をゆがめ、損ねる」との見方を示 した。人民銀は今週、3月以後で4度目となる利上げを実施した。

易総裁補佐はまた、「人民銀がインフレと断固として戦い続ける」と話し、 中国当局が2007年のインフレ目標を3%に堅持する方針を強調。景気リスクを 抑えるため、金融市場における過剰流動性の抑制と国内消費の拡大、経済構造 の調整、資本流出の容認を「秩序のある」やり方で続ける必要があるとしてい る。

易総裁補佐は、「巨額の貿易黒字と資本流出の拡大、通貨上昇、過剰流動 性といった、10年前のアジア通貨危機のきっかけとなった問題とは正反対の問 題に直面している」と述べた上で、「これらの問題を効果的に解決できなけれ ば、国内経済の急激な変化に見舞われる可能性がある」との認識を示した。

易総裁補佐はまた、中国が米国との金利差を「注視」しているとも語った。

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