ドル安加速へ、対円で110円、対ユーロで最安値更新か-ゴールドマン

米ゴールドマン・サックス・グループは23 日付の調査リポートで、ドルの対円、対ユーロ相場見通しを下方修正した。米経 済成長が鈍化し、金融当局が利下げを余儀なくされるためとしている。

対ユーロ相場は現在の1ユーロ=1.3568ドルから、今後3-6カ月で同

1.43ドルに下落し、最安値を更新すると予想。これまでゴールドマンは、同

1.35ドルの水準を予想していた。現時点での過去最安値は7月24日に付けた

1.3852ドル。

対円では現在の1ドル=116円から、3-6カ月後には同110円に下落する との見通しを示した。これまでの予想は同118円だった。

モーゲージ債関連投資の損失をめぐる懸念で、9月18日の連邦公開市場委 員会(FOMC)ではフェデラルファンド(FF)金利誘導目標が引き下げられ るとの予想が広がっている。金利先物は、9月18日までにFF金利が少なくと も5%まで引き下げられることをトレーダーが確実視していることを示す動きに なっている。

ゴールドマンのシニア外為ストラテジスト、ジェンズ・ノードビグ氏は「明 らかに経済成長の下振れリスクがあるときに、金融環境は逼迫(ひっぱく)しつ つある」とした上で、米金融当局の利下げが「ドル安を招く」との見方を示した。 同社はFF金利が年末までに0.75ポイント引き下げられ、4.5%になると予想し ている。

ノードビグ氏は、外国人投資家が高利回り社債の購入を減らす見通しである ことも、ドル安要因になると指摘した。

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