ブラジル国債を格上げ、投資適格級まであと1段階-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベスタ ーズ・サービスは23日、ブラジルの自国通貨建ておよび外貨建て国債の格付 けを「Bal」と、「Ba2」から1段階引き上げた。Ba1は投資適格級を 1段階下回る格付け。過去最大に拡大している輸出を背景に、ブラジルのルラ 大統領が対外債務の返済と外貨準備の構築に努めていることを評価した。

Ba1格付けを受けている国としては、ほかにエジプト、パナマが挙げら れる。

国際通貨基金(IMF)のラト専務理事はこの日、ブラジリアで記者団に 対し、「意味のある格上げだ」と指摘し、「ブラジル経済は堅固さを増してお り、同国の慎重な経済政策がさらに前向きな成果を上げるとの見方を示唆して いる」と指摘した。

鉄鉱石や大豆、オレンジ果汁など一次産品の輸出が好調で、ブラジルの債 券・株式に対する海外からの投資がみられるなか、同国の外貨準備高は過去最 高の1600億ドル(約18兆5700億円)に急増している。同国政府はこうした 資金の一部を対外債務の返済にも回している。

ムーディーズはまた、ブラジルの外貨建て債カントリー・シーリングを 「Baa3/プライム3(P-3)」と、「Bal/ノット・プライム(N P)」から引き上げた。同国のカントリー・シーリングが投資適格級に引き上 げられたのは初めて。

この日の変更についてムーディーズは「ブラジル政府の債務状況全体に力 強い改善がみられていること」と「同国政府の債務面での負担がさらに軽減さ れるとの見通し」を反映していると説明した。

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