4-6月の独GDP確報値:前期比0.3%増に減速-建設支出が減少

ドイツ連邦統計庁が23日発表した2007 年4-6月(第2四半期)の国内総生産(GDP)確報値(季節調整済み)は、 前期比0.3%増と、1-3月(第1四半期)の同0.5%増から減速した。建設支 出の減少が響いた。4-6月期の確報値は、14日に発表された速報値と変わらず だった。

内訳を見ると、輸出が前期比0.9%増、設備投資が同2.5%増となり、成長 のけん引役となった。個人消費も同0.6%増と、貢献した。一方、1-3月期に 記録的な暖冬を受けて高い伸びを示した建設支出は、同4.8%減と減少に転じた。 GDPは前年同期比では2.5%増と、1-3月期の3.6%増を下回った。

WestLB(デュッセルドルフ)のエコノミスト、ヨルク・ルーショフ氏 は、「4-6月期の成長率は減速したが、年末に向けて景気拡大が強まると予想 している」と述べた。さらに、「信用市場の混乱がドイツの経済成長に悪影響を もたらすリスクは比較的低い」との見方を示した。

グロス経済技術相はこの日声明で、4-6月期の成長率は「堅調なファンダ メンタルズ(経済の基礎的諸条件)のダイナミズム」を示していると述べた。前 四半期からの減速は主に建設投資関連のマイナス要因が響いたと指摘。もし金融 市場混乱からの影響が引き続き抑えられ、市場も自信を回復するなら、国内経済 は「加速する可能性がある」とした。

ドイツ経済研究所(DIW)は15日、7-9月(第3四半期)の同国のG DPが前期比0.4%増との見通しを発表し、「景気拡大は緩やかなペースで継続 している」と指摘した。ただ、今年通年の成長については「強い」ものの、昨年 の伸びには及ばないとした。昨年の成長率は2.9%と、2000年以来で最高だった。

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