米投信エクセルシオ:モルガンSなど金融株買い入れ-割安感強まる

米投資信託「エクセルシオ・バリュー・ア ンド・リストラクチャリング・ファンド」を運用するデービッド・ウィリアム ス氏(65)は、モルガン・スタンレーやJPモルガン・チェース、リーマン・ ブラザーズの株式を買い入れている。利益に比べ割安だというのがその理由だ。

米利下げを見込んでいるウィリアムス氏は、金融株の割合を運用総額89億 ドル(約1兆300億円)のエクセルシオの4分の1にまで引き上げた。年初来 で12%下落した証券株は先週、米連邦準備制度が公定歩合を引き下げたことか ら反発した。

エクセルシオ・ファンズ(コネティカット州エセックス)のオフィスで23 日までにインタビューに応じたウィリアムス氏は、「金融株は今、正当な評価 を受けていない。私の人生でこれほど割安な水準を目にしたことはない」と述 べた。

エクセルシオの今年のリターン(投資収益率)はプラス4%。ブルームバー グのデータによれば、割安感のある株式に投資する114のバリューファンドの 平均リターン(プラス1.6%)上回っている。

エクセルシオは過去5年間の年間リターンがプラス16%と、競合する投信 のうち92%を上回る運用成績となっている。最高のリターンを記録しているの は52億ドル規模の「オッペンハイマー・スモール・アンド・ミッド・キャップ ・バリュー・ファンド」でプラス20%。

ウィリアムス氏は、株価収益率(PER)が1998年にロシア国債がデフォ ルト(債務不履行)に陥って以来の最低水準となった後、6月までの9カ月間 に金融株を買い入れた。モルガン・スタンレーのPERは先週6.53倍と、最高 水準だった2000年の18.2倍から大きく低下した。米株式市場の代表的指標、 S&P500種株価指数の構成銘柄全体のPERは16.7倍。

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