米リーマンがサブプライム部門閉鎖、ウォール街で初-1200人削減(2)

米証券大手のリーマン・ブラザーズ・ホー ルディングスは22日、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン部門 であるBNCモーゲージを閉鎖し、1200人を削減すると発表した。同社は米住 宅ローン担保証券の引き受けで最大手。サブプラム部門の閉鎖は米ウォール街 の大手証券会社の中で初めてとなる。

発表によると、この影響でリーマンの6―8月期(第3四半期)利益は5200 万ドル(約60億2500万円)縮小する。リーマンはBNCを2004年に買収し、 サブプライム分野へ業務を拡大した。人員削減数はリーマン全体(2万8000人 超)の約4.2%に相当する。

ハンティントン・アセット・マネジメントで運用に携わるピーター・ソレ ンティノ氏は、BNCが提供するようなサブプライム「住宅ローンへの需要後 退を受けて、リーマンはコスト削減を図っている」とした上で、「リーマン自 体のバランスシート上の不良債権に関する発表でなかったので、投資家はほっ としている」と話した。

サブプライム住宅ローンの焦げ付き増はベアー・スターンズのヘッジファ ンド2本を破たんさせ、投資家のリスク回避志向の高まりは信用収縮を招いた。 業績への影響についての懸念から、証券株は下落。リーマンは年初来25%安と なっている。

リーマンは6月に、サブプライム住宅ローンと関連証券の事業が同社の総 収入に占める割合は3%未満だと述べていた。同社は22日、もう1つの住宅金 融部門であるオーロラ・ローン・サービシズを通じて、より信用力の高い借り 手への融資は続ける方針を示した。同日の発表文で「市場環境により、サブプ ライム関連事業の人員と規模縮小が必要になった」と説明している。

業界ニューズレターのナショナル・モーゲージ・ニュースによると、BN Cが第1四半期に実行した融資は約20億ドルと、前年同期比で40%減少してい た。

リーマンは6月に、BNCとオーロラを統合し400人を削減すると発表し ていた。

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