【個別銘柄】ベスト電、セシル、東建物、楽天、堀場製、ミヤチ、ヤフ

22日の日本株市場における主な材料銘柄 の値動きは次の通り。

ベスト電器(8175):11%高の724円と大幅続伸。家電量販店最大手のヤ マダ電機がベスト電器株の5%超を保有したことが明らかになり、業界の新た な再編やヤマダ電によるさらなる株式買い増しに期待が広がった。大量報告書 によると、ヤマダ電はベスト電の株式を7月17日から報告義務発生日の8月 14日までに市場外取引で取得、保有目的は「純投資」と説明、取得資金は29 億5016万円。ヤマダ電(9831)は0.9%高の1万1470円。

セシール(9937):6.5%高の427円。一時は前日比44円(11%)高の 427円まで上昇して今月9日以来、約半月ぶりに25日移動平均線(436円)を 上回った。昨秋にカタログを刷新した効果が継続、生活用品やインテリア品を 中心に受注が拡大している。07年6月中間期の連結営業利益は、前年同期比

2.4倍の5億7400万円となった。利益率が改善したことに加え、7-8月も受 注が伸びており、業績回復を期待した買いが膨らんだ。

東京建物(8804):2.4%安の1404円。SPC(特別目的会社)関連の収 益が伸びて今期(07年12月期)の連結業績予想を上方修正した。ただ、SP Cによる収益拡大は株価に反映済みと受け止められたほか、消費税引き上げが 困難になりつつあることから、住宅の駆け込み需要への期待がしぼみ、不動産 株全体に連動する形で下げた。

楽天(4755):6.2%高の3万6600円。一時3850円(11%)高の3万 8300円。6月中間決算は連結純利益が前年同期比18%減少した。新興株式相 場低迷や手数料変更に伴う収入の落ち込みで証券事業の利益が急減。売上高も 同6.1%減となり、初の減収減益に。ただ、「上限金利引き下げ問題に絡んで 消費者金融部門が足かせになるリスクはあったが、実際の決算数値はそれほど 悪くはなかった」(いちよし経済研究所の納博司アナリスト)との声も。

ニイウスコー(2731):11%安の1万6080円と7日続落し、上場来安値 を連日で更新。22日に予定していた07年6月期決算発表を29日に延期する。 最終的な数値の確定に時間を要しているためとしている。

エービーシー・マート(2670):5.3%安の2780円と3日ぶりに反発。三 木正浩会長(52)が退任すると発表。本人から一身上の都合として辞任の申し 出があり、同日の取締役会で承認した。創業者で20年以上ABCマートを引 っ張ってきた三木会長は経営の一線から退き、筆頭株主として会社に関与する。

ミヤチテクノス(6885):8.2%高の1980円と続伸。午後に入り上昇に転 じた。午後1時半に発表した前期(07年6月期)決算は、主力製品のレーザー 機器が国内の自動車電装品、電子部品業界の設備投資需要を受けて好調に推移 した結果、連結純利益が前の期比55%増の18億8500万円と、会社計画の15 億円を上回った。今期(08年6月期)も一段と業績を伸ばす計画を立てたこと から、好業績割安株との評価が高まった。

ダイハツ工業(7262):2%安の1043円と3日ぶり反落。ゴールドマ ン・サックス証券は21日、ダイハツの目標株価を従来の1400円から1350円 に引き下げた。投資判断は「買い」を継続。「当面は北米依存度と為替感応度 が低い銘柄を選好」と、湯澤康太アナリストは投資家向けメモで指摘。

昭和真空(6384):4.9%安の678円。03年3月中旬以来、約4年5カ月 ぶりの安値水準に落ち込んだ。前期に納入した大型案件の電子部品装置に不具 合が生じて対応費用がかさんだことを受け、今期(08年3月期)の利益予想を 下方修正した。費用は一時的な性格とはいえ、増益予想が一転して減益になっ たことで失望売りが広がった。

日本ユニシス(8056):1.4%安の1441円。子会社化したネットマークス が営業赤字となっていることに加え、研究開発費や業務システムの変更に伴う 投資負担が重く、第1四半期(4-6月)は33億円の営業赤字となった。想 定以上に業績が悪いと受け止められ、通期業績の下振れを警戒した売りが出た。

堀場製作所(6856):6.9%高の4490円と反発し、この日の高値圏で終了。 自動車計測システム機器や半導体システム機器などが好調なことを踏まえ、通 期(2007年12月期)の業績予想を上方修正。足元の収益環境の良さを評価す る買いが入り、投資家の長期売買コストを示す200日移動平均線(4308円)か らの攻防脱却を探ろうとする動きになった。みずほ証券は投資判断を「1(強 い買い)」に引き上げ。

ヤフー(4689):5.7%高の3万8700円。ゴールドマン・サックス証券は 21日、投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を4万8000円から5万 円に引き上げた。樋口夏子アナリストは投資家向けリポートの中で、「検索連 動広告の拡大は十分織り込まれていない」と分析。

千代田化工建設(6366):6.3%安の1973円。クレディ・スイス証券は21 日、目標株価は2700円から2400円に引き下げた。投資判断は「中立」を維持 した。

日本オプティカル(2680):11%安の340円と、03年3月中旬以来の安値 水準に落ち込んだ。通期(07年12月)の連結経常利益予想を4億9300万円か ら前年同期比96.4%減の2300万円に引き下げ。06年4月に実施された医療費 改正以降、コンタクトレンズ診療に携わる眼科医療機関は深刻な打撃を受けて おり、コンタクトレンズ販売を手がける同社の販売も伸び悩んでいるという。

消費者金融株:NISグループ(8571)は8.6%安の32円、シンキ (8568)は4.5%安の148円。22日付の日本経済新聞朝刊が「金融庁が貸金業 法の『総量規制』を今年末に前倒しする」と報道したことを受け、貸出残高の 減少や貸倒関連費用の増加などで収益が悪化するとの懸念が強まった。

SBSホールディングス(2384):5.6%安の18万7000円。一時は前日 比2万1000円(10.6%)安の17万7000円と急反落。貸付先が破産手続きに 入った上、投資有価証券の評価減の発生も重なり、07年6月中間期の連結純利 益は増益予想から一転減益となった。業績の下方修正を受けて先行き警戒感が 広がり、10日に記録した年初来安値(17万5000円)に接近した。

日本エスコン(8892):5.4%高の11万8000円。両面バルコニーを採用 した新築高級案件などが好評を博し、主力の分譲マンション事業が伸びている。 保有する不動産の売却も順調で、07年6月中間期の連結経常利益が前年同期比

2.1倍の40億円に増大したため、好業績を評価する買いが入った。