ベスト電株が大幅高、業界再編や買い増しに期待-ヤマダ電5.24%保有

ベスト電器の株価が買い気配から大幅高と なっている。家電量販店最大手のヤマダ電機がベスト電器株の5%超を保有した ことが明らかになり、業界の新たな再編やヤマダ電によるさらなる株式買い増し に期待が広がり、買い注文が膨らんだ。

ベスト電株は午前9時56分現在、前日比69円(11%)高の724円で、東京 証券取引所1部の上昇率は3位。出来高は79万3000株と、過去6カ月の平均約 38万株を大きく上回っている。一方のヤマダ電株も、110円(1%)高の1万 1470円と3日続伸。

ユニマット山丸証券法人営業部の藤井勝行マネジャーは、「家電量販店業 界の再編に期待が高まっている。最大手のヤマダと提携となれば、業績が低迷 しているベスト電にとっては大きくプラスになる。関東地盤のヤマダは、九州 地盤のベストと組んで早期に囲い込みをしたいのではないか」と見ている。

22日付の読売新聞などによれば、ヤマダ電は家電業界7位のベスト電器の発 行済み株式5.24%(429万株)を取得した。ヤマダ電機が21日に関東財務局に 提出した大量保有報告書で分かったという。

大量報告書によると、ヤマダ電機はベスト電器の株式を7月17日から報告 義務発生日の8月14日までに市場外取引で取得。保有目的は「純投資」と説明 している。取得資金は29億5016万円。

クレディスイス証券の村田大郎アナリストは、ベスト電株の上昇について 「ヤマダ電による株式買い増しといった思惑が広がったのだろう」と指摘。さら に、「ヤマダ電機は同業他社の多くに提携の話を提案している。規模のメリット を強めようという戦略だ。この点からすれば、この組み合わせに意外感はない」 (同氏)と分析していた。