米金融業界の人員削減数、1-8月で前年比2倍強-チャレンジャー

住宅金融会社を中心とした米国の金融機関 は、今年1-8月に前年同期比で2倍強の人員削減を発表している。人材あっ せん会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス(シカゴ)が21日公表 した調査から分かった。

チャレンジャーによると、年初から今までに発表された人員削減数は8万 7962人と、前年同期の3万3346人から増えた。数字は新規雇用数を加味してい ないため、純減数を示すものではない。

チャレンジャーのジョン・A・チャレンジャー最高経営責任者(CEO) は、今年は少なくとも3年ぶりに金融サービス業界での雇用が減少する可能性 があると語った。同氏はインタビューで、「住宅ローン危機の悪化に伴い一部 企業の規模縮小が進んでいることが示された」として、「一部企業は住宅ロー ンのブームは終わったと考え、同事業を閉鎖して数百人規模の人員を削減して いる。同分野の他企業が追随する傾向は既に見られるが、全体でどの程度の規 模になるかはまだはっきりしない」と話した。

8月初めから今までに発表された削減数は2万957人となり、4月の3万 3789人以来で最悪だという。チャレンジャーCEOは「4月の数字が最初の警 鐘だった」と述べた。また、チャレンジャー・グレイによると、今年の削減の 41%は住宅ローン市場に関連している。