上海銅先物相場:下落-信用不安広がるなか投資家が慎重姿勢を維持

21日の上海銅先物相場は下落している。世 界的な信用不安が広がるなか、投資家が慎重姿勢を維持しているためだ。20日 は過去ほぼ1カ月で最大の上昇率を示した。

米国でのサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンのデフォルト (債務不履行)に端を発した世界的な株価下落により、5兆5000億ドル(約630 兆円)を超える時価総額が失われた。米金融当局が17日に公定歩合を引き下げ たことを受け、株式相場は下げ止まった。米国は中国に次ぐ世界2位の銅消費 国。

海富フューチャーズ(上海)のアナリスト、李静遠氏は「投資家心理が改 善されるには時間がかかる」と指摘する一方、「上海の銅相場はロンドンの銅相 場と比較して既に堅調に推移している」との見方を示した。

上海先物取引所の銅先物相場10月限は、前日比最大540元(0.9%)安の 1トン当たり6万2800元。前場の終値は6万3180元だった。また、ロンドン 金属取引所(LME)の銅先物相場(3カ月物)は上海時間午後零時33分現在、 前日比0.7%高の1トン当たり7066ドル。LMEの指定倉庫の銅在庫は20日、 4営業日連続で増加し、過去2カ月余りで最高の水準となった。