米キャピタル・ワン:グリーンポイント・モーゲージ部門を閉鎖(2)

米クレジットカード発行大手、キャピタル・ ワン・ファイナンシャルは20日、グリーンポイント・モーゲージ部門を閉鎖し た。投資家の間で住宅ローン債権の需要が低調であることから、黒字計上が困 難なためと説明した。約1900人が削減される見通しだ。

キャピタル・ワンが同日発表した資料によると、閉鎖に伴う経費は約8億 6000万ドル(約988億円、1株当たり2.15ドル)で、大半を年内に計上する。 同社は2007年の収益見通しを1株当たり5ドルと、従来の7.15ドルから下方 修正した。キャピタル・ワンがグリーンポイントの親会社である地銀ノース・ フォーク・バンコープを132億ドルで買収してからまだ1年も経過していない。

キャピタル・ワンのリチャード・フェアバンク最高経営責任者(CEO) は従業員向けの文書で、「市場の混乱が大き過ぎて、組成・売却を組み合わせた グリーンポイントのビジネスモデルでは事業を存続できなくなった」と説明し た。また「事業閉鎖は苦渋の決断だった」と述べた。

同社の株価は前週末比2.03ドル(3%)安の66.72ドルで終了。発表を受 けて、時間外取引では一時、65.40ドルに下落した。

グリーンポイントは、信用力に問題はないが通常のプライムローンと異な るニーズのある借り手向けである「Alt-A」住宅ローンを専門に扱い、住 宅ローンのブローカーを通じてローンを提供していた。

キャピタル・ワンによると、グリーンポイントの本社(カリフォルニア州) と全米19州の31拠点が閉鎖の影響を受ける。

フェアバンクCEOによると、グリーンポイントはジョージア州コロンバ スの拠点での住居用住宅ローン事業は継続する方針で、商業用住宅ローン組成 事業は売却先を探している。