トヨタが8日ぶり急反発、自動車株が軒並み戻す-急激な円高が一服

トヨタ自動車の株価が8営業日ぶり、ホン ダの株価が4営業日ぶりに反発するなど自動車株が軒並み上昇。前週末の取引で 自動車株は、世界的な信用収縮懸念に、急激な円高進行が加わったことで急落し た。しかし、米公定歩合引き下げを受けて17日のニューヨーク外国為替市場で 円高が一服しており、日本株市場でも自動車株に買い戻しの動きが先行している。

トヨタ株は前週末の取引で一時8%を超える下げとなり、去年9月11日に つけた52週間の安値6120円まであと10円に迫る場面があった。週明けの取引 は一転して買い気配で始まり、午前9時15分に前週末比300円(4.9%)高の 6490円で寄り付いた。

ホンダ株も買い気配で始まった後、午前9時21分に同250円(7.2%)高の 3720円で取引を開始している。ホンダ株は前週末、一時3430円まで下げて去年 7月19日以来の安値水準を付けていた。

朝方の東京外国為替市場で、ドル・円相場は1ドル=114円台半ば付近で推 移している。この水準は、各社の今期(2008年3月期)の想定レートに対して は円高となる。トヨタは今期の想定為替レートは1ドル=115円、1ユーロ= 150円で、1円変動するとドルで年間約350億円、ユーロで同50億円程度それ ぞれ営業利益に影響するという。ホンダの想定為替レートは1ドル=117円、1 ユーロ=155円となっている。

新光証券エクイティ情報部の瀬川剛エクイティストラテジストは20日朝の ブルームバーグ・テレビとのインタビューで、「為替もやや円安方向に戻ってき ており、輸出関連株の中にバリュエーション的に非常に割安なものがあるので、 それらは為替を見ながら物色される」との見解を示していた。

トヨタの場合、会社側による今期の1株利益予想517円を基準にすると、前 週末段階でのPERは11.9倍となり、TOPIX採用銘柄の16倍台を大きく下 回っていた。

--共同取材:鎌田 泰幸 Editor:Inkyo

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大久保 義人