タイ新憲法草案の国民投票:賛成59.4%、反対40.6%-非公式集計

タイの新憲法草案をめぐる国民投票(19日 投開票)は、非公式集計で賛成が反対を上回っている。年内の総選挙実施に向 けて道筋がつけられた格好だ。

同国選挙委員会がウェブサイトに掲載した19日午後6時44分(日本時間 同8時44分)現在の速報によると、開票率44%時点の非公式集計で、賛成は

59.4%、反対は40.6%となっている。

タイでは昨年9月の無血クーデターでタクシン前首相が失脚し、軍事政権 が誕生して以降、政治的不透明感が景気減速のほか消費者や投資家の信頼感低 下を招いた。軍事政権には、こうした不透明感を解消し、民主化を推進するこ とが求められている。国民投票は軍事政権誕生後初めてタイ市民が自らの意思 を示す機会となった。

投票締め切りは午後4時(同6時)。ラジャブハット大学がその後に発表 した出口調査の結果によると、賛成は約68%、反対は32%だった。調査は約2 万人の有権者を対象に行われた。誤差率はプラスマイナス5ポイント。

スラユット首相は、賛成票が優勢なことについて「数カ月にわたる取り組 みの結果、試験に合格でき、とってもほっとしている」と言明。「タイの民主 化に向けた重要な一歩だ。タイは長い間、政治的問題に苦しんだ。今こそ前進 する時だ」と述べた。

国民投票の最終結果は選挙委が21日までに発表する。スラユット首相は、 タイ政府はプミポン国王による新憲法承認を求め、12月の選挙実施を目指すと 表明した。