7月百貨店売上高:全国4.3%減、東京3.9%減-夏物商材が低調(2)

日本百貨店協会が17日発表した2007年7 月の全国の百貨店売上高は、前年同月比4.3%減の7227億円と2カ月ぶりに前 年実績を下回った。梅雨明けが遅れたことで気温が低めに推移したほか、連休 の台風直撃などで衣料品を中心に夏物商材が低調だった。また、6月の最終日 が夏物セール初日となったため、その反動による売り上げ減少もあった。

売上高を部門別にみると、身の回り品や雑貨などが小幅減少にとどまった ものの、主力の婦人服が同8.7%減、紳士服は同9.8%減といずれも不振。中元 ギフトが振るわず食料品も同2.2%減だった。

百貨店協会の平出昭二専務理事は主力品の不振について「(夏物セール) 6月前倒しのカバーができなかった」と述べた。

ただ、同協会によると、6-7月累計の売上高は前年同期と比べて0.1%の 増加になったとしている。

全国売上高の構成比で約4分の1を占める東京地区の6月売上高は同3.9% 減の1746億円と3カ月ぶりに前年割れとなった。

6月の全国の百貨店売上高は4カ月ぶりに前年同月の実績を上回っていた。 夏物セール初日が30日で衣料品が好調だったことや早期受注割引サービスで中 元ギフトが伸びたことが寄与し、売上高は前年同月と比べて5.5%の増加だった。

連日猛暑が続いている8月の売上高見通しについて平出氏は「遅れて夏物 が売れている。しかし、セールで値段が下がっているため金額は上がらない。 これから初秋物がどれだけ動くかが勝負になる」と分析。ただ、ここ数日の株 価下落に関しては「高額品に微妙に影響があるかもしれない」と述べ、消費へ の影響が出るのではないかと懸念を示した。

中旬までの8月売上高は東京地区だけの店舗をみると、ほぼ全店で前年同 期の実績を上回って推移しているという。