ユニー株が急落、中間期純損益は一転赤字に-予想外の減損損失計上

中部地方を地盤に総合小売業のチェーン店 を展開するユニーの株価が前日比63円(5.2%)安の1141円と急落。総合小売 業、専門店で競争激化や天候不順によって売上高が落ち込んでいるうえ、これ まで想定していなかった子会社の減損損失を計上したことで、07年9月中間期 の連結純損益は2期ぶりに27億円の赤字に転落する見通しとなった。従来は40 億円の黒字を見込んでいただけに、投資家の失望売りを集めている。

マネックス証券投資情報部・小沼利幸氏は「業績予想の修正額が大きく、 サプライズと受け止められた。専門店の業績に改善の兆しは見えておらず、株 価は一段と落ち込みそうだ」と指摘した。

ユニーは14日の取引終了後、今期の業績予想を下方修正した。中間連結売 上高は前年同期比2.2%減の5970億円と、従来予想を128億円減額。呉服販売 のさが美では、昨年の同業他社による不当販売問題をきっかけとした呉服業界 全体の低迷を受けて業績が落ち込んでいる。衣料品専門店のパレモ、鈴丹では 「春先の天候不順が響き、当社計画よりも大きく下回った」(ユニー執行役員 の越田次郎・経理財務部長)という。

スーパーのユーストアの減損損失71億円、さが美の債務保証引当金繰入額 12億円とのれんの減損5億円などを特別損失に計上し、純損失に陥る。

通期の連結純利益予想は前期比40%減の56億円に変更。従来は118億円と 増益を予想していた。売上高は同1.0%減の1兆2170億円(従来予想比150億 円減)になる見通し。

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