米KKRのロバーツ氏:株価はまだ信用市場の混乱を反映していない

米投資会社コールバーグ・クラビス・ ロバーツ(KKR)の創業者、ジョージ・ロバーツ氏は15日、信用市場の混 乱と株価の反応について以下のようにコメントした。同氏はアナリストや投資 家向け説明会で語った。

同社傘下のプライベート・エクイティ(PE、未公開株)投資ファンド 「KKRプライベート・エクイティ・インベスターズ」は15日、4―6月期 (第2四半期)の投資収益率が12%になったことを明らかにした。

「当社の完了あるいは完了の過程にある買収案について、債務条件の見直 しは予想していない。買収企業の取締役会と契約しており、買収手続きは完了 するとみている」

「投資銀行は契約を履行するとみている。双方の利益になるものなら、当 社は耳を傾ける」

「市場では取引こそあるものの、株式相場は信用市場の現状を完全には反 映していない。株価は満足できるプレミアムを上乗せした水準よりも高いレベ ルにある」

「信用市場は混沌(こんとん)としている。資金調達が非常に困難になっ ている。今後は企業収益のPER(株価収益率)が低下するだろう」

「当社が買収したすべての企業のPERが上昇すると考えたことは一度も ない。当社は保有する企業や買収金額、資金調達額について非常に満足してい る」

「当社は40年間、事業を続けている。1981年には失業率は10%、プラ イムレート(最優遇貸出金利)は21%に達していた。それでも買収はできたし、 当時は最良期でもあった」

「世の中は移り行き、市場自体が変わっていく。社債市場は大きな強気相 場が終わったばかりで、少し落ち着き始めている。状況は変わっていくだろ う」