米住宅金融各社の株下落、カントリーワイド8.1%安-資金不足懸念で

14日の米国株式市場では、カントリーワイ ド・ファイナンシャルをはじめ住宅金融各社の株式が軒並み下落した。全米で 住宅差し押さえやローン延滞が急増するなか、銀行の貸し渋りが起きるとの懸 念が出ている。

カントリーワイド株終値は前日比2.15ドル(8.1%)安の24.46ドル。年 初からは42%下落した。ソーンバーグ・モーゲージは5割近く下落。同社は同 日、配当支払いを先送りすると発表した。また、アクレディット・ホーム・レ ンダーズ・ホールディングは5.5%下落。同社が先に身売りで合意していた米 投資会社ローン・スター・ファンズは買収を撤回しており、アクレディットは 合意内容の履行を求め、ローン・スターを提訴している。

住宅ローン関連投資の縮小で、昨年初めから70社以上の住宅金融会社と ヘッジファンド数社が事業閉鎖や身売り模索に追い込まれた。債務不履行(デ フォルト)増加への懸念から、銀行は住宅金融各社へのクレジットライン(与 信枠)を少なくしている。

パイパー・ジャフレーのアナリスト、ロバート・ナポリ氏は顧客向けリポ ートで、「住宅金融市場は機能していない」と指摘。最大手のカントリーワイ ドには「現況を切り抜けるだけの流動性があるが、それでも楽な時代とはいい 難い」との見方を示した。