インドネシア富豪サンポルナ氏:国内のエタノールの19%生産目指す

インドネシアの資産家プートラ・サンポル ナ氏(59)は、複数のエタノール生産プラントの建設を計画している。2010年 までに同国のエタノール生産の19%を占めることを目指す。同氏は2年前、約 20億ドル(約2400億円)で所有していたたばこ会社を売却した。

サンポルナ氏は10日、ジャカルタでインタビューに応じ、2年以内に1カ 所目のエタノール生産プラントを建設する予定であることを明らかにした。同氏 は、年間37万5000キロリットルのエタノール生産を目指している。インドネシ アのエネルギー・鉱物資源省によると、同国の2010年のエタノール生産量は推 計200万キロリットル。

サンポルナ氏は「最初のエタノール生産プラントの設計を既に進めている。 エタノール事業に大々的に取り組んでいる」と述べた。

世界各国は自動車用燃料の一部をバイオ燃料とすることを義務付ける規制の 導入を進めており、バイオ燃料の需要急増が見込まれている。サンポルナ氏はこ の動きに対応するため事業を進めている。インドネシア国営石油会社プルタミナ によると、インドネシア政府が燃料会社に対しガソリンに10%のバイオ燃料を 混合することを義務付ければ、3年以内にエタノール需要は170万キロリットル に増加し、生産を20倍に引き上げる必要がある。