米住宅金融のソーンバーグ・モーゲージが売買停止-株価47%安

14日の米株式市場で米住宅金融会社ソーン バーグ・モーゲージの株価が47%安と、1993年の新規株式公開(IPO)以来 で最大の下げを記録し、売買停止となった。これに先立ち、証券会社5社がソ ーンバーグ株の投資判断を引き下げるとともに、米格付け会社ムーディーズ・ インベスターズ・サービスが同社の債務格付けを引き下げていた。住宅ローン 市場の混乱が背景。

証券5社は流動性縮小を受けて、ソーンバーグが資産売却や減配の必要が あるかもしれないと指摘し、ソーンバーグ株の投資判断を「売り」相当に引き 下げた。

フリードマン・ビリングス・ラムジーのアナリスト、ポール・ミラー氏は ソーンバーグ株の投資判断を「アンダーパフォーム」と、これまでの「マーケ ットパフォーム」から引き下げた。その理由について同氏は、「資産担保コマ ーシャルペーパーとレポ市場での現在の流動性危機を反映している」と説明し た。

ニューメキシコ州サンタフェに本社を置くソーンバーグは、信用力の高い 借り手向けの「ジャンボ」住宅ローンを専門に扱っている。

ニューヨーク証券取引所で、ソーンバーグの株価は現地時間午後3時32分 (日本時間15日午前4時32分)の売買停止前の段階で前日比6.67ドル(47%) 安の7.61ドルと、2000年6月以来の安値を付けていた。年初来では70%下落し ている。

ムーディーズは同社の信用格付けを2段階引き下げ、投機的水準の上から 5番目である「B2」とした。また、一段の引き下げ方向で見直す方針も据え 置いた。