米KKR:資金調達コストは「大幅に上昇」-ファンド成績に影響も

新規株式公開(IPO)を計画している米 投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)は13日、最近のレバレ ッジド・バイアウト(LBO)向け資金調達コストの上昇は著しく、同社の買 収ファンドの成績に影響する可能性があるとの認識を明らかにした。

同社は13日付の米証券取引委員会(SEC)への届け出で、高リスク・高 利回り債発行のコストは「最近、大幅に上昇した」としている。同社はまた、 発表済みのものや将来の買収で、投資銀行からの融資に頼ることが必要になる 可能性を示唆した。

届け出は「よりコストが高く制限の多い調達条件が当社のLBO事業のリ ターンを押し下げ、それに伴い当社の事業業績と財務に悪影響が表れる恐れが ある」としている。

米サブプライム住宅ローン市場の混乱を受けて、高リスク・高利回りの社 債や融資債権の需要は減少し、LBO向け資金調達に影響を及ぼしている。ジ ャンク(高リスク・高利回り)債のスプレッド(米国債との利回り格差)は412 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、過去最低だった6月5日の241 bpから拡大している(メリルリンチ調べ)。

シティグループのアナリスト、プラシャント・バーティア氏は8日付のリ ポートで、発表済み案件のための社債や融資債権、約3億3000万ドル(約390 億円)が売れ残っているとの試算を示した。

投資会社幹部と投資銀行は、銀行がこれらの高リスク資産を売却するのに どの程度時間がかかるかについて話し合っている。投資会社ブラックストー ン・グループのトニー・ジェームズ社長は13日、短期間で済む可能性は低いと の見通しを示した。

KKRは7月3日にIPO計画を届け出て、12億5000万ドル規模の調達を 目指している。

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