NY原油(13日):小反発、需要増観測と大西洋の熱帯性低気圧で(2)

ニューヨーク原油先物相場は小幅ながら 4営業日ぶりに反発。世界の主要中央銀行による資金供給が景気減速の回避に つながり、燃料需要が上向くとの見方から買いが優勢になった。

主要中銀は緊急措置として3000億ドルを超える資金を注入してきており、 株価とともに原油相場も堅調となった。大西洋東部で発生した熱帯性低気圧が ハリケーンに発達すれば、メキシコ湾の石油施設に悪影響を及ぼす可能性があ ることも買い材料となった。前週はローン不履行の増加が経済成長の鈍化につ ながるとの懸念から、原油相場は5.3%下げていた。

アラロン・トレーディング(シカゴ)の商品トレーダー、フィル・フリン 氏は原油相場の上昇について「一時的にせよ金融危機の最悪期を乗り切ったと の見方の表れだ」と指摘。「原油市場で新規買いを誘っているようだ」と語っ た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引される原油先物9月限は前 週末比15セント高の1バレル=71.62ドル。原油相場は1日に付けた取引中 の過去最高値78.77ドルから9.1%下げた水準にある。

米国立ハリケーン・センターによると、熱帯性低気圧はカリブ海に近づい ており、週末までにハリケーンに勢力を強める可能性がある。

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