GMOⅠ:金融事業から撤退、ネット事業に注力へ-通期下方修正(2

インターネット関連事業のGMOインター ネットは13日、金融関連事業から撤退し、経営資源をインターネット関連に集 中すると発表した。ローン・クレジット事業から完全撤退するほか、GMOイン ターネット証券を売却する。市況に左右される金融事業から撤退し、より安定的、 恒常的に成長が見込めるネット事業に注力する。

同社はまた、財務基盤の強化を目的に連結子会社でネット・セキュリティ関 連のGMOホスティング&セキュリティの株式を一部売却する。ただGMOIが 同社株式の過半数を保持する予定。同日開催の取締役会で決議した。

GMOIは保有するGMOローンクレジット・ホールディングスの全株式

91.1%をGMOローン取締役が設立した会社へ譲渡する。また、GMOIが保有 するGMOインターネット証券の全株式95.9%は熊谷正寿社長に売却する。証 券は昨年5月に事業を開始して以来、7月に単月黒字を達成したばかりだが、G MOIはローン・クレジット事業の撤退による自己資本のき損を回避するための 措置と説明している。

通期業績予想を下方修正、配当見送り

GMOIは同日、グループ再編に伴い2007年12月期連結業績予想を下方修 正した。純損益は前回予想の25億円の黒字から130億円の赤字、経常損益は同 63億円の黒字から93億円の赤字、売上高は同600億円から465億円とそれぞれ 減額した。また、期初予想の中間配当3円と期末配当7円を合わせた年10円の 配当を見直し、今期は無配にする。

GMOIは、ローン・クレジット事業完全撤退による連結子会社18社とG MOインターネット証券の株式譲渡による連結対象からの除外に加え、6月中間 期に計上する予定のローン・クレジット事業などの利息変換関連損失の見積もり の増加や、のれん代の減損損失などが響く。

同社は今後、ネットインフラ関連であるインターネット活用支援事業とネッ トメディア事業を中心とした事業展開を展開する。

GMOIの株価終値は前営業日比53円(11%)高の528円。