中国:7月のCPI、前年同月比5.6%上昇-10年ぶりの高い伸び(2)

中国国家統計局が13日発表した7月の消 費者物価指数(CPI)は前年同月比5.6%上昇に加速し、約10年ぶりの高い 伸び率となった。これを受け、中国人民銀行が今年4度目となる利上げに踏み切 るとの見方が強まった。

7月のCPI上昇率は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミス ト17人の予想中央値(前年同月比4.6%上昇)を上回った。6月は同4.4%上 昇だった。

豚肉不足と悪天候による収穫不調を受けた食品価格の上昇がCPI全体を 押し上げた。3月以降で3回の利上げを実施した人民銀は、中国経済の突然の減 速は避けたい意向だ。同国は今年の世界経済の成長に米国以上に貢献すると予想 されている。

ドイツ銀行の中国担当主任エコノミスト、マ・ジュン氏は、統計発表前に 顧客向けのリポートで、「政府は広範囲にわたる食品価格の上昇について、懸念 を強めている」と指摘。「追加利上げに向けた政治的圧力が今後数カ月間に高ま るだろう」との見方を示した。

統計局によれば、7月の食品価格は前年同月比15.4%上昇。うち食肉は 同45.2%、鶏卵は同30.6%と急上昇した。食品価格はCPIの3割強を占め る。