ダイハツと日野自株が反発、前週後半の急落劇落ち着く-底値感(2)

ダイハツ工業と日野自動車の株価が週明け の取引で大幅反発。ともに一時10%を超える上昇率を見せた。両銘柄は前週後 半、一部ファンド資金などの売買と見られる動きから前週末までの3日間でそれ ぞれ15%、12%下落していたが、こうした売買が一巡したほか、複数のテクニ カル指標が目先底値を示唆する水準に達していたこともあり、戻りを試す動きが 活発化している。

ダイハツ、日野自株はいずれも買い気配スタート。ダイハツ株は午前9時 20分に先週末比80円(7.6%)高の1135円で、日野自株は同9時25分に同60 円(8.3%)高の779円で寄り付いた。その後、ダイハツ株は一時、同110円 (10%)高の1165円、日野自株は同91円(13%)高の810円をまで上げ幅を拡 大した。

ダイハツ株に関しては、前週末段階でRSI(株価相対力指数)が33.6% と一般的に売られ過ぎとされる30%に接近していたほか、25日移動平均線との 下方かい離率はマイナス9.5%と、これも目先の底値圏入りとされるマイナス 10%に近づいていた。

また、ダイハツ株は前週末までの3日間の平均出来高が過去1年間の1日当 たり平均に比べて3.6倍、日野自株は3.8倍に達するなど取引の異常さも見せて いた。ダイハツの信用取引状況(日証金ベース)を見ても、売り残は7日の42 万3000株から9日には12万6000株にまで急減しており、株価の急速な下げ局 面で売り方が利益を確定する持ち高整理を増やした状況も分かっている。

大和住銀投信投資顧問の小川耕一株式運用部長は、「ヘッジファンドの調整 で先週売り込まれた株が回復している。業績が良いのに売られてしまった反動」 と指摘している。

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