【注目株】金融、みずほF、エルピーダ、ブリヂスト、クレセゾン(2

13日の材料銘柄は以下の通り。

金融:米ゴールドマン・サックス・グループの旗艦ヘッジファンドである 「グローバル・アルファ」は、年初来26%を失っている。事情に詳しい複数の 関係者が10日までに明らかにした。信用市場の動揺を抑えるために、欧州中央 銀行(ECB)や米連邦準備理事会(FRB)などは10日も流動性を大量供給 した。日本でも金融関連株の動向に注目が集まりそうだ。

消費関連:内閣府はこの日午前8時50分に4-6月期のGDP統計を公表 する。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストらの予想中央値は前 期比0.2%増(年率換算0.9%増)で、個人消費の減速などで1-3月期の0.8% 増(同3.3%増)より伸び率が低下する見通し。

みずほフィナンシャルグループ(8411):米サブプライム(信用力の低い 人向け)住宅ローン関連による損失額が7月末時点で約6億円になったことを 10日に明らかにした。同社ホームページ上の業績・財務情報に掲載した。サブ プライムローンを原資産とする証券化商品に約500億円を投資していたが、7 月末までそのほとんどを売却して損失が発生したとしている。

エルピーダメモリ(6665):11日付の日本経済新聞朝刊によると、同社は 半導体メモリーDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリ ー)の最先端製品を2007年度中に量産する。回路線幅を65ナノ(ナノは10億 分の1)メートルに狭めた加工技術を活用するもので、同技術での量産は世界 のDRAMメーカーで初めてだという。

ブリヂストン(5108):12日付の日本経済新聞朝刊によると、同社は新興 国で相次ぎ自動車用タイヤの生産を拡大する。09年をめどにインドでの生産能 力を約5割増の1日1万5000本程度に引き上げるほか、トルコでも生産能力を 増強する方針。

T&Dホールディングス(8795):4-6月期の連結純利益は前年同期比

5.1%増の283億円となった。資産運用収益が増加したことが寄与した。通期予 想は市場動向によって売却損益に大きな変動が生じる可能性があるとして据え 置いた。

クレディセゾン(8253):4-6月期の連結純利益が前年同期比11%増の 108億円となった。クレジットサービス事業や不動産関連事業が好調だった。

壱番屋(7630):約16年ぶりに値上げ。都心部とそれ以外に区分し、地域別価 格を導入する。都心部を中心とした人件費の高騰や食材価格の上昇が要因。都 心店舗(東京23区、大阪都心部など106店舗)では9月1日からポークカレー (ライス300グラム)がこれまでの400円から450円に値上げ。このほかの地 域(974店舗)では12月1日から同じポークカレーが従来の400円から430円 に変更となる。

アートネイチャー(7823):9月中間期の連結業績予想を上方修正。営業利 益は前年同期比22%増の21億7400万円と、これまでの減益予想から一転増益 にとなる。女性向けのオーダーメイドかつらの販売が好調なうえ、広告宣伝、 システム関連の設備投資の一部が下期にずれ込むことが要因。通期(08年3月 期)予想は下期の経営環境を見極めたうえで、修正の必要があれば開示する。

昭和シェル石油(5002):原油価格が引き続き高値で推移することを想定し、 07年12月期の連結業績予想を上方修正した。純利益は390億円と従来予想を 11%増額修正した。前年実績比では16%減となる見通し。

石原産業(4028):07年9月中間期の業績予想を修正。連結営業利益は前 年同期比1.7%増の44億円。従来予想と比べて8億円増額した。主力製品の酸 化チタン、農薬などの販売が好調なうえ、コスト削減効果や円安による為替差 益も収益を押し上げる。

日本ハム(2282):4-6月期の連結純利益は前年同期比3.3倍の17億5500 万円。鶏肉の市況が前年同期と比べて改善したうえ、為替差益が11億円発生し たことが寄与した。

加ト吉(2873):4-6月期の連結経常利益は前年同期比5%増の28億円。 「循環取引」の影響で取引量が低減、売上高は同9%減の689億円に減少した が、通貨スワップの評価益で増益を確保した。

三井鉱山(3315):08年3月期の連結純利益予想を従来予想比10%増の44 億円(前期比33%減)に上方修正した。石炭、石油の販売量減などの影響によ り売上高は減少する見通しだが、コークス価格やコークス副産物価格の上昇で、 石炭・コークス関連事業の利益が当初予想を上回る。

ニチイ学館(9792):4-6月期の連結純利益は前年同期比96%減の200 万円。介護保険制度改定の影響により医療関連事業のヘルスケア事業が落ち込 んだうえ、教育事業では受講生数の減少が響く。

コジマ(7513):4-6月期の連結営業損失は32億5400万円と、前年同 期の25億400万円から赤字幅が拡大した。薄型テレビの需要はあるものの、単 価が下落したほか、パソコンも期待したほど売り上げが伸びなかった。

サッポロホールディングス(2501):第2四半期(07年4-6月期)の連 結純損益は15億6000万円の赤字(前年同期は19億9000万円の黒字)に陥っ た。大阪工場閉鎖に伴う固定資産臨時償却費として約72億円を計上したため。

あおぞら銀行(8304):経営健全化計画の見直しを踏まえ、08年3月期の 配当を当初予想の2円20銭から3円86銭に上方修正する。同行は5月の07年 3月期決算発表時に「配当性向については中期的に20%程度に高めたい」(能 見公一会長)との意向を示していた。

自動車関連株:今年3月末時点の1世帯あたりのマイカーの普及台数が初 めて前年を下回ったことが、自動車検査登録情報協会(自検協)の調査で明ら かになった。それによると1世帯あたりの自家用乗用車の普及台数は1.107台 で前年を0.005台下回った。この調査は1975年に始まり、去年まで毎年過去最 高を更新していたが、新車販売の不振で登録車の保有台数が減少したのが響い た。

三菱自動車工業(7211):12日付の日本経済新聞朝刊によると、米自動車 大手クライスラーが、三菱自、韓国の現代自動車と事業提携拡大の検討に入っ た。出遅れた海外事業の巻き返しが狙いで、新車・部品開発で協力を進めると みられるとしている。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765):北米のゲーム市場 に本格進出するため子会社を米カリフォルニア州ロサンゼルスに設立する。オ リジナルタイトルを含めた海外展開するゲームの販売促進を加速させることが 狙い。資本金は80万ドル(約9400万円)、設立は10月を予定している。

NOVA(4655):同社は10日、発行済み株式総数の11.85%を保有する BNPパリバ・アービトラージに対する株主異動について補足事項を発表。猿 橋望・NOVA社長が100%出資するノヴァ企画が契約した経営コンサルティン グ会社が資産運用の一環としてBNPパリバに一時的にNOVA株を売却した とした。「その後の状況について現時点で把握できていない」(NOVA広報 担当の倉辺喜之氏)。

ブラザー工業(6448):米投資ファンド「スティール・パートナーズ」が同 社株の保有比率を9.19%から11.27%に2ポイント超引き上げていたことが10 日公表の大量保有報告書(5%ルール報告書)で分かった。保有目的は「投資 (株主としてのリターンの享受のため)および状況に応じて経営陣への助言、 重要提案行為などを行う」こととしている。

日本ビクター(6792):10日付で350億円の第三者割当増資を実施した。 増資引き受けにより、中堅AV会社ケンウッドとその筆頭株主の投資会社スパ ークス・グループがビクターに資本参加した。

三洋電機(6764):12日付の東京新聞朝刊は、同社が主力の携帯電話事業の 売却をシャープ(6753)と京セラ(6071)に打診していると報道した。既に三洋 が両社と個別に交渉を開始。年内の決着を目指しているという。

石油資源開発(1662):ガスの販売量増加や円安などが寄与し、4-6月 期の連結経常利益は前年同期比2.6%増の90億円となった。原油価格高騰を受 けて会社側は想定輸入価格を1バレル=55ドルから同65ドルに修正、08年3 月通期の連結経常益予想を177億円から222億円に増額した。

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