【注目株】日興コーデ、東芝、ケンウッド、造船、ブリヂスト(2)

10日の材料銘柄は以下の通り。

日興コーディアルグループ(8603):10日付の日本経済新聞は、農林中央 金庫が日興コーデ傘下の投資会社である日興プリンシパル・インベストメンツ の買収を目指し、日興の親会社である米シティグループと調整に入ったと報じ た。買収額は4000億円超の見込み。早ければ9月中の合意を目指すという。

東芝(6502):カザフスタンのウラン鉱山の権益を取得することが明らか になったと10日付の日本経済新聞が報じた。55%分を保有する丸紅(8002) から22.5%分を譲り受けるという。月内に合意の見通しで、取得額は数百億円 規模のもようと報じられている。

ケンウッド(6765):10日付の朝日新聞によると、ケンウッドの塩畑一男 社長は同紙とのインタビューで、日本ビクターと共同出資で10月に両社の技 術部門を統合した新会社を設立することを明らかにした。

自動車関連株:10日付の朝日新聞は、トヨタ自動車(7203)と富士重工業 (7270)がスポーツカーを共同開発することで調整していると報じた。トヨタ ブランドで発売、富士重独自の「水平対向エンジン」の搭載も検討し、秋まで に詳細を詰めるという。

三菱重工業(7011)、川崎重工業(7012)など造船・重機6社:第1四半 期(4-6月)連結業績が9日、出そろった。造船・航空機などの出荷好調に 円安の追い風もあり、増収、大幅増益が相次いだ。IHI(7013)と日立造船 は(7004)前年同期の営業赤字から脱却した。

ブリヂストン(5108):07年6月中間期決算は、販売価格の引き上げや円 安効果で連結純利益が前年同期比61%増の529億円と2年ぶりの増益となった。 前年同期は米州事業で生産体制再編費用159億円を特別損失に計上していたが、 これがなくなったことも寄与した。5月時点の会社予想は450億円だった。

銀行株:金融庁は9日、国内の銀行計122行の2007年3月末の不良債権 残高が12兆円と、1年前に比べて1兆4000億円減少したと発表。貸出先企業 の業績改善や債権流動化によってバランスシートからの切り離しを進めたこと によるもの。その結果、全体の不良債権比率は0.4ポイント改善して2.5%に 低下した。3メガバンクは軒並み2%を下回り、欧米主要行に並ぶ低水準にま で改善した。

JT(日本たばこ産業:2914):4月に買収が完了した英ギャラハーの事 業統合策がまとまったとして、通期(2008年3月期)業績予想を修正した。連 結営業利益は前期比26%増の4190億円になる見通しで、8日付の日本経済新 聞朝刊が報じた4400億円と比較すると4.8%低い水準となる。一方、第1四半 期(4-6月)の連結営業利益は8.6%減の933億円だった。たばこ税増税の 実施に伴う定価改定で駆け込み需要が前期に発生した反動が出た。

オリックス(8591):第1四半期(4-6月)連結純利益は前年同期比

2.8%減の458億円。支払利息や販売管理費など費用増で営業大幅減益となっ たが、持ち分法投資利益の倍増などで純利益は小幅減益となった。

ファーストリテイリング(9983):米高級百貨店「バーニーズ・ニューヨ ーク」の買収を断念。バーニーズを保有する米アパレル大手ジョーンズ・アパ レル・グループが、Fリテイリの提示価格による買収申し込みに応じないこと が明らかになったとしている。

スカイマーク(9204):第1四半期(4-6月)の経常利益予想を従来予 想の6900万円から3億7900万円に上方修正した。ドル資産の長期預け金に円 安で為替差益が発生し営業外利益が予想より増えた。同時に新線就航と増便も 発表。羽田-旭川線を08年春から1日2-3往復運航させ、既に就航してい る羽田-那覇線は今年11月から1日1往復増便して3往復とする。

フィスコ(3807):通期(07年12月期)の業績予想を下方修正。子会社 のコンサルタント事業で、新興市場の銘柄を中心とした投資信託の販売が伸び 悩む。連結経常損益は1億5900万円の赤字(前期は3900万円の黒字)に下方 修正。従来予想は7700万円の黒字だった。配当は750円を計画していたが、 無配にする。前期実績は750円だった。

テイクアンドギヴ・ニーズ(4331):第1四半期(4―6月)の連結営業 損益は5億7500万円の赤字(前年同期は15億2500万円の黒字)だった。ハ ウスウエディング(邸宅風結婚式)の婚礼事業の売上減少に加え、店舗の家賃 や人件費、広告宣伝費がかさんだ。

マブチモーター(6592):6月中間期はプロダクトミックスの改善や想定 以上に円安が進行、自動車電装機器市場をはじめ、すべての用途市場において 前年実績を上回った。通期(07年12月期)でも販売数量・金額ともに前期を 上回る見通しで、連結経常利益は前期実績の159億円から177億円と増益を見 込む。これまでは151億円と減益を見込んでいた。

国際石油開発帝石ホールディングス(1605):原油価格の上昇などを理由 に通期(08年3月期)業績予想を上方修正。純利益は前年同期比27%減の 1200億円(従来960億円)に変更した。同社は9日、子会社の帝国石油が新潟 県上越市に液化天然ガス(LNG)の輸入基地を建設する検討を開始したと発 表した。

新日本製鉄(5401):グループ会社であるブラジル鉄鋼大手ウジミナスの 設備増強に総額1兆円を投資、生産能力を1400万-1500万トン規模に引き上 げる計画を発表した。現在の生産能力は877万トン(06年実績)。

住友金属工業(5405):グループの電磁鋼板グループ専門加工センターの タイスミロックス社(本社:タイ)に、台湾の中国鋼鐵グループ子会社が資本 参加することで基本合意に達したと発表した。中国鋼鐵は15%出資する。株式 譲渡は8月末の予定。

アビリット(6423):通期(07年12月期)の業績予想を下方修正。パチス ロ遊技機で旧基準機の入れ替え需要を見込んでいたが、新基準に対する購買意 欲は特定の機種を除き低調。さらに、8月下旬納品予定で販売する「パタリ ロ!」の受注状況は厳しい状況。純損益は従来予想の18億7700万円の黒字か ら一転13億2200万円の赤字に転落。配当は1株あたり年20円を計画してい たが、通期業績見通しが赤字になるため、無配とする。

長谷工コーポレーション(1808):第1四半期(4-6月)の連結経常利 益は前年同期比39%増の150億円。建築受注目的で行うマンション事業用地の 売却により、不動産売上高総利益が増えたことが寄与。前年同期に将来の損失 発生リスクを排除するため訴訟損失引当金など特別損失78億円を計上した反 動で、純利益は同4.5倍の148億円と伸びた。

井関農機(6310):第1四半期(4-6月)の連結営業損益は前年同期の 4億1300万円の黒字から6億4500万円の赤字に転落した。国内農機市場が低 調、海外では欧州は堅調に推移したものの、北米のOEM先の在庫調整が響い た。国内の農機市場の現状を踏まえ、通期(08年3月期)の連結売上高は前期 比0.2%増の1540億円と従来予想比30億円の減額修正。ただ、利益ベースは 経費圧縮などにより従来予想を据え置いた。

キッツ(6498):第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比 71%増の36億円。バルブ事業が国内外ともに好調、伸銅品事業の収益の回復 が寄与した。国内連結納税会社の税負担の正常化による税金費用の増加があっ たものの、純利益は同6.3%増の21億円を確保。

ユナイテッドアローズ(7606):第1四半期(4-6月)の連結営業利益 は前年同期比12%減の17億円。春夏商品セールを前倒しで実施したことで売 上高は伸びたものの、積極的な出店、新卒採用の拡大など費用がかさみ、収益 を圧迫した。ただ、純利益は固定資産売却益25億円を特別利益に計上したこ とで、同2.3倍の25億円となった。

ローム(6963):第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比 18%増の230億円。集積回路、半導体素子、ディスプレイなどの売上高が落ち 込んだものの、円安に伴う為替差益の発生が寄与した。

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