住友信託・松浦氏:FRBによる緊急利下げも視野に-米債市場

住友信託銀行ニューヨークのヴァイスプレジ デント、松浦大介氏は10日のインタビューで、米債券相場について以下のように コメントした。

9日の米債市場:

「BNPパリバのヘッジファンド凍結を受けて、銀行の資金繰り懸念が急速 に高まり、短期金融市場において流動性を取り上がる動きが見られ、短期金利の 指標であるLIBORロンドンインターバンクレートが大幅に上昇した。こうし た動きを受けて質への逃避と、金融当局による利下げを催促する形で債券が急騰 した」

今後の相場:

「資金繰りの懸念が収まるまで時間がかかるとみられ、しばらく変動の大き い展開が続くとみている」

今後の焦点と相場見通し:

「短期の資金繰りで、今月中旬までにCP(コマーシャルペーパー)市場や 短期の金融市場で、一般事業法人などの資金借り換えがうまくいくのかどうかに 焦点が当たっており、債券市場ではFEDによる緊急利下げの可能性も幾分視野 に入ってきている」

「変動が大きいので難しいが、来週は10年債利回りで4.7%から4.9%のレ ンジで推移するとみている。金利が低下する可能性が大きいのではないか」