NY連銀:240億ドルの資金を供給-6月以来最大、信用収縮に対応

米連邦準備制度の公開市場操作を担当するニ ュ-ヨーク連銀は9日、金融システムに合計240億ドル(約2兆8400億円)の 準備を供給した。供給規模は6月以来の最大。サブプライム(信用力の低い借り 手向け)懸念にゆれる市中銀行の現金需要に対応した。

ICAPによると、フェデラルファンド(FF)金利は5.5%と、連邦公 開市場委員会(FOMC)が設定した誘導目標5.25%を上回っている。これよ り先、欧州市場では翌日物ドルLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)が2001 年初め以来の最高水準となる5.86%に上昇した。

フランスの銀行最大手、BNPパリバが資産担保証券(ABS)関連のフ ァンド3本を凍結したと発表したほか、オランダの投資銀行NIBCホールディ ングがサブプライム(信用力の低い借り手向け)投資で少なくとも1億3700万 ユーロの損失を出したと発表したことが背景にある。

欧州中央銀行(ECB)は市中銀行の現金需要に対応し、948億ユーロの 流動性を供給した。ECBはこの日は政策金利4%で無制限に流動性を供給する と表明している。

米財務省の報道官は、「市場動向の監視を続ける」と述べ、「警戒姿勢は 継続する」と語った。

ニューヨーク連銀はまず期間14日のレポで120億ドルを市場に供給。そ の後、オーバーナイトのレポで同額を供給した。規模は6月4日の279億 5000万ドル以来の最大となった。

ICAPの調査部門であるライトソンによれば、この日の公開市場では 150億ドルの供給が予想されていた。ニューヨーク連銀は毎週木曜日、オーバ ーナイトレポに加えて期間14日のレポを実施することが多い。