ECB月報:金融政策は依然緩和的、インフレに「強い警戒」が必要

欧州中央銀行(ECB)は9日発表した8月 の月報で、政策金利は依然として「緩和的」であり、融資は「好ましい」状況に あるとの見方を示し、ユーロ圏経済が追加利上げに対応できるだけの十分な力強 さを持っていることを示唆した。

ECBは同月報で、「中期的な物価安定へのリスクが顕在化しないよう強い 警戒が不可欠だ」とした上で、原油価格や生産能力の制約、賃上げ圧力が「物価 安定への上振れリスクとなり得る」と指摘した。

ECBは2005年後半から計8回の利上げを実施したが、いずれの場合も1 カ月前に「強い警戒」という文言を使っていることから、9月に再利上げが実施 される公算が高まった。

ECBは、ユーロ圏の成長率が2000年以来の高水準近くにあることから、 インフレ抑制が必要だとしている。トリシェECB総裁は先週、インフレへの 「強い警戒」を言明したが、現在の金利水準が経済成長を後押しする水準かどう かについては明らかにしなかった。

同月報によると、トリシェ総裁は先週、投資家らに冷静さを維持するよう促 した。また、地合いの変化については「注意して監視する必要がある」とした。

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