大林組が続伸、第1四半期受注高は22%増と回復-民間や海外向け好調

大手ゼネコン(総合建設会社)の大林組の 株価が前日比5.1%高の658円と続伸。談合事件による指名停止の影響を受けて、 土木事業で国内官公庁向けが落ち込んでいるものの、国内民間向け建築事業や 海外事業の受注が好調に推移しており、第1四半期の連結営業損益が14億円の 黒字に転換した。受注時の採算も改善の傾向が見え始めていることから、会社 側が計画するほど今期の業績は落ち込まないとの見方が広がった。

大林組が7日に発表した第1四半期(2007年4-6月)の単体受注高は前 年同期比22%増の2332億円。国内官公庁向けが土木事業で同74%減と大きく 落ち込んだものの、主力の国内民間向けの建築事業が好調に推移したうえ、海 外事業の増加も寄与した。

ゴールドマン・サックス証券の穴井宏和アナリストは8日付のリポートで 「受注時点での採算については、土木工事については依然厳しいものの、建築 工事はわずかに改善しているもよう。全体のトレンドとしては、受注量と質の バランスからは、緩やかに回復トレンドに入りつつある」との見方を示す。穴 井氏は、1-2年のスパンでは「関西エリアで大型の再開発プロジェクト(北 ヤードなど)が動き出すことから、受注のボリュームは拡大へと向かっていく」 と予想している。

建設株では戸田建設が前日比46円(7.1%)高の693円、清水建設が同27 円(3.9%)高の726円のほか、鹿島や西松建設なども上昇している。