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【個別銘柄】三井金、日清オイリ、消費者金融、新生銀、丸文、旭硝子

7日の日本株市場における主な材料銘柄の 値動きは次の通り。

三井金属(5706):7.1%安の523円。競争激化で電子材料の滑り出しが低 調となったことが響き、売上高の4割を占める中間素材事業の利益が大幅に減 少。設備の定期修理などの影響で鉱山・基礎素材事業も悪化した結果、第1四 半期(4-6月)連結経常利益が前年同期より36%減少した。電子材料の不振 で来期の減益が警戒され売りが先行する状況となった。

日清オイリオグループ(2602):午前終値は9.1%高の672円で、東証1 部の値上がり率4位。穀物相場の高騰で大豆など原材料価格が上昇したが、価 格転嫁を進め、第1四半期(4-6月)の連結営業利益が前年同期比で小幅な がら増加したことが評価された。

アイフル(8515)やプロミス(8574)など大手消費者金融:アイフルは

6.3%安の2750円。一時は7.5%安の2715円と年初来安値を更新。プロミス、 武富士(8564)、アコム(8572)も値を下げた。株価が年初来安値圏で推移し ていることから市場は一段の業界再編を迫っているとの報道があり、これが嫌 気されているようだ。

丸文(7537):15%高の1229円と急騰。一時は前日比200円(19%)高の 1263円まで買われ、ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)を付けた。アジア 事業が急成長して第1四半期(4-6月)の連結営業利益が増大した。アジア 向けの携帯電話用半導体が伸びているうえ、落ち込みが続いていたDSP(デ ジタルシグナルプロセッサ)も最悪期を脱したとの見方が多く、業績底打ち期 待が高まっている。野村証券が投資判断を「中立」から「買い」に格上げした ことも、株価上昇に拍車をかけた。東証1部で上昇率ランキング2位。

パイロットコーポレーション(7846):7万1000円(7.9%)高の96万 7000円。水性ゲルボールペンの売り上げが欧州中心に順調に推移し、国内では 新製品である熱摩擦で消えるボールペンなどが売り上げに貢献。主力事業の筆 記具での販売増加や円安効果から07年6月中間期業績が従来予想を上回る見 通しとなり、業績期待の買いが先行している。

新生銀行(8303):5.0%高の439円。一時8.1%高の452円まで上昇した。 これまで米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの焦げ付きから 信用収縮が警戒され、日本でも銀行株を中心に株価を下げていた。しかし、同 問題に対する懸念が後退して昨日の米国市場が大幅に上昇したことなどを受け、 東京市場でも第1四半期業績が比較的良かった新生銀が買い進まれたようだ。

旭硝子(5201):3.0%高の1604円。主力のガラス事業が欧州やロシアな ど新興市場向けに好調で、2007年6月中間期の連結営業利益と経常利益がとも に中間期として過去最高を記録したことが評価された。一時は6.2%高の1654 円まで上げ幅を広げた。

日成ビルド工業(1916):19円(11%)安の152円と急反落し、4月下旬 以来の安値水準となった。6月から建築確認手続きが厳格化された影響で、大 型プレハブ建築物の工事完成時期が先送りとなるなどの影響が出ている。第1 四半期(4-6月)連結業績は前年同期に比べて赤字幅が拡大し、9月中間期 業績も最終赤字が避けられない見通しとなり、失望売りが優勢に。

オークマ(6103):乱高下。朝方に一時6.0%高の2020円を付けたが、午 前終値は1.9%安の1868円となった。6日に第1四半期(4-6月)業績を公 表。国内では大型機など高採算製品の販売好調で増益を確保、海外では欧州な どで業容を拡大、営業利益率は14.1%で前年同期から1.3ポイント向上した。

船井電機(6839):5.5%高の6710円と反発。液晶パネルの価格が上昇す る一方、競争激化で液晶テレビの製品価格は下落する厳しい環境が続き、第1 四半期(2007年4-6月)連結営業利益が半減した。ただ5月の前期決算発表 以降株価は下落基調にあり、悪材料が出尽くしたとの見方から買い進まれた。

島津製作所(7701):午前終値は2.1%安の1253円。朝方に2.0%高まであ ったが、時間の経過と共に売り注文が増え、午前9時40分すぎにマイナス圏 に沈んだ。4-6月は対ユーロを中心に円安が進行、海外収益のかさ上げが期 待されていたにも関わらず、計測機器の販売低調で、第1四半期の連結営業利 益は3.5%増に抑制された。前期(2007年3月期)に比べて増益率が鈍化した ため、積極的に買いを入れる向きが限定されたようだ。

家族亭(9931):ストップ高(制限値幅いっぱいの上昇)の644円買い気配 のまま午前取引を終了。日系・独立系の投資会社が家族亭にTOB(株式公開 買い付け)を実施。TOB価格が720円と、前日終値の544円と比べ32.4%の プレミアが付いており、同水準にさや寄せする格好で気配値を上げた。

クレハ(4023):2.7%高の607円と続伸。主力の樹脂製品事業でクレラップ 販売が好調なうえ、下期に見込んでいた医薬、農薬の売り上げが前倒しされる 見込みとなり、中間期(07年9月期)の業績予想を上方修正した。この結果、 営業利益と経常利益で増益予想に転じたため、収益拡大期待が高まった。

日本製鋼所(5631):7.8%高の1964円。電力や石油関連が堅調なことを追 い風に第1四半期(4-6月)の営業利益が前年同期比2.4倍の110億円と拡 大したことが好感された。

トレンドマイクロ(4704):14%高の4100円とストップ高。米国市場で売 上が伸び、第2四半期(4-6月)の営業利益予想を約5割増額して86億円 にした。足元の業績拡大を好感した買い注文が入った。

住友ゴム工業(5110):6.2%高の1390円と急反発。為替相場が期初想定よ りも円安で推移したうえ、販売構成の改善などを理由に中間期(2007年6月 期)の業績予想を上方修正。連結経常利益は前年同期比23%増と従来の減益予 想から一転して大幅な増益になったもようで、通期(07年12月期)業績の上 ぶれ期待につながった。

シーズメン(3083):大証ヘラクレス市場にきょう新規上場。午前10時 20分に公開価格(42万円)を9.5%下回る38万円で初値を付けた。その後40 万3000円まで値を上げたが、買いは続かず次第に売りに押される展開となっ た。午前終値は36万9000円。同社は関東や近畿の郊外大型商業施設を中心に、 カジュアル衣料の小売専門店を運営する。主幹事は新光証券。

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