米ファイザーの抗HIV薬「マラビロック」をFDAが認可-株価上昇

医薬品最大手の米ファイザーは6日、同社 の抗エイズウイルス(HIV)薬「マラビロック」が、米食品医薬品局(FD A)の認可を得たと発表した。抗HIV治療薬としては10年ぶりの新しいタ イプの薬品となる。同社株価は、過去約1年で最大の上昇を演じた。

同社の発表資料によれば、同薬は、ほかの治療法でHIVの量に減少が 見られなかった患者に対して有効性が認められるという。

今回の認可で、薬物耐性を持つHIVに感染した数千人の米国人にとっ ては、治療の選択肢が1つ増えることになる。アナリストは、2008年に同薬 の年間売上高が1億4500万ドル(約172億2000万円)になるとみている。 ファイザーによれば、同薬の卸売りでの販売コストは1カ月当たり約900ド ルで、ほかのHIV治療薬と同程度だという。一般名は「セルセントリ」で、 米国での販売開始は9月半ばを予定している。

BMOキャピタル・マーケッツのアナリスト、ロバート・ハズレット氏 (ニューヨーク在勤)は電話インタビューで、「新しい治療が必要な多くのH IV患者にとって重要な新薬であることに疑いはない」と指摘した。同氏はフ ァイザー株の投資判断を「マーケット・パフォーム」としており、同株は保有 していない。

ファイザーの株価終値は、前週末比60セント(2.6%)高の24.11ドル。 1日の上昇率としては06年7月24日以来最大となった。