ベアー・スターンズ:22.5億ドル起債-CDS保証料はジャンク並み

米証券会社ベアー・スターンズは7日、22 億5000万ドル(約2670億円)を起債した。事情に詳しい複数の関係者による と、利回りはジャンク級(投機的格付け)に近い発行体の水準だった。

関係者が匿名で明らかにしたところによると、ベアー・スターンズの5年 債のスプレッド(米国債との利回り格差)は2.45ポイントで決まった。この5 年債の格付けはスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が「A+」、ムーデ ィーズ・インベスターズ・サービスがA1と、投資適格級の上から5番目。今 回のスプレッドは1月に発行した同様の債券の4倍となり、投資適格級で下か ら2番目の「BBB」格付けの平均を0.82ポイント上回っている。

チャールズ・シュワブで債券運用に携わるマット・ヘースティングス氏は 「ベアー・スターンズは市場の信頼を回復する必要があり、起債はそれに向け た取り組みの1つだろう」と述べた。

ベアー・スターンズは2本のヘッジファンドがサブプライム住宅ローン関 連投資の失敗で破たんし、S&Pは同社の格付け見通しを「ネガティブ(弱含 み)」に引き下げている。ベアー・スターンズの広報担当者はコメントを控えた。

ブローカーのフェニックス・パートナーズ・グループによると、ベアー・ スターンズ債のクレジット・デフォルトスワップ(CDS)スプレッドは8ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し142bp(債務1000万ドルに 対する保証料14万2000ドル)。6日には一時210bpに達していた。

ムーディーズによると、ベアー・スターンズのCDSスプレッドは格付け 「Ba2」のジャンク級企業並みだという。また、流通市場でのベアー・スタ ーンズ債の相場は投資適格級で最低の「Baa3」企業並みとなっている。

債券価格報告システムのトレースによると、表面利率5.35%、2012年償還 のベアー・スターンズ債の価格は額面1ドルに対し0.03セント上昇し95.66セ ント。利回りは6.48%と、6.49%から低下した。同等の格付けの社債の平均ス プレッドは1.88ポイントと、1.99ポイントから縮小している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE