三井物・丸紅:ベネズエラ原油を輸入-新日石、出光、極東へ販売(2

三井物産と丸紅は6日、ベネズエラから 200万バレルの原油を共同輸入し、新日本石油や出光興産、極東石油工業など へ販売すると発表した。8月中旬にベネズエラでタンカーへの積み込みを終え、 10月初めに日本に到着する。

200万バレルのうち、新日石が50万バレル、出光興産が40万バレルを購 入。出光興産は、中東産やアフリカ産原油などと比べて経済的なメリットがあ るためとしている。

今回輸入される原油は「サンタバーバラ原油」と呼ばれ、ガソリンやナフ サなど付加価値の高い石油製品が多く精製される軽質油種。

三井物産と丸紅は2月、両社が折半出資して設立した子会社を通じ、国営 ベネズエラ石油公社(PDVSA)に対して35億ドル(約4118億円)の融資 を行う契約を締結。 両社は、見返りとしてPDVSAから原油と石油製品を 15年間に渡って輸入することになっていた。

このうち18億9000万ドルを国際協力銀行(JBIC)が融資する。日本 は原油供給の約9割を中東産油国に依存しており、供給源の多様化が課題とな っている。JBIC は、ベネズエラ原油を長期契約に基づいて輸入すること は中東依存度の緩和につながることから融資を決定した。

三井物産の株価は前週末比35円(1.3%)安の2615円。丸紅は同36円 (3.2%)安の1105円(午後2時14分現在)。