訂正:前田工繊株が東証2部に上場、初値は3010円-公募価格比0.3%高

建設資材などを手がける前田工繊が6日、東 証2部市場に新規上場した。公募価格3000円に対し、初値は10円(0.3%)高 の3010円だった。その後は上昇幅を拡大し、午後に入っても公募比5%高近辺 で堅調に推移している。今期(07年9月期)連結業績経常利益は前期比54%増 を見込むなど業績が好調なことや、公募価格のPER(株価収益率)が市場平均 より低いことなどが評価されたという。

同社は福井県に根拠を置き、建設資材や産業資材の製造販売を行っている。 高機能繊維と樹脂を組み合わせた盛土補強材のほか、保護材や疑似木材など環境 分野にも力を入れている。公共事業への依存度が高いのが特徴で、今後はクリー ンルームで使用されるワイピングクロスなど民間向けを拡充していく方針。

業績は順調だ。今期連結業績は売上高が前期比5.1%増の122億8300万円、 経常利益は54%増の12億5300万円、当期利益は2.2倍の7億300万円、1株利 益282.8円となる見通し。公募価格のPERは11倍と、2部市場平均15倍を下 回る。

水戸証券投資情報部の岩崎利昭課長は「相場環境の悪化で既存銘柄は投資し にくいことから、PERの低さや初値以降の株価の底堅さが手がかり材料になっ たようだ」とみていた。

上場に際して公募55万株、売り出し10万株(このほかオーバーアロットメ ント9万株)を実施した。主幹事は野村証券。

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