独ダイムラー、サーベラスへのクライスラー部門売却を完了(2)

ドイツの自動車大手ダイムラークライスラ ーは3日、投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメントへの米クライスラ ー部門(株式80.1%)売却を完了したと発表した。クライスラーは9年続い たダイムラーとの関係に終止符を打ち、株式非公開の米自動車メーカーとして 独り立ちする。

売却完了に伴い、クライスラー部門の社名はクライスラーとなり、本社 はミシガン州オーバンヒルズに置く。後にダイムラーに社名を変更するダイム ラークライスラーはクライスラーの株式19.9%の保有を続ける。ダイムラー はまた、クライスラー売却の原資確保を支援するため、15億ドルの債務を引 き受けるという。

ダイムラーは1998年に360億ドルでクライスラーを買収。スノー前米 財務長官が会長を務めるサーベラスは74億ドルを投じてこれを買い取った。

スノー会長は、「米国の代表的自動車メーカーを富と長期的成功への道 に回帰させるべく、歴史的な機会を実現できたことを喜ばしく思う」との声明 を発表した。クライスラーは1925年に創業した。

クライスラー買収資金の調達では、投資家へのローン売却が難航したた め、ダイムラーとサーベラスは返済時の優先順位が2番目のローン20億ドル を買い取ることで合意していた。このうち15億ドルをダイムラーが引き受け ることになった。また投資家への売却を断念した100億ドルのローンについ ては、JPモルガン・チェースなどの銀行団が引き受ける。投資家が買い取っ たローンは80億ドルだった

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