7月のユーロ圏サービス業景気指数:58.3―1年ぶり高水準維持(2)

ロイター通信によると、英調査会社NTCリ サーチがまとめロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)が 3日発表した7月のユーロ圏サービス業景気指数確定値は58.3と、予想に反して 前月と変わらず。2006年6月以来の高水準を維持した。失業率が記録的水準に低 下したことが背景にある。

7月のサービス業景気指数は、7月24日発表の速報値58.1から上方修正さ れた。生産活動の拡大と縮小を分ける50ポイントは上回った。

国別では、ドイツが58.5と6月の58.9から低下するとともに、フランスも

58.9と59から低下した。イタリアは58.5と57.9から上昇した。

ユーロ高が製造業の伸びを圧迫しているものの、失業率低下を背景とした家計 支出の増加を受け、ユーロ圏の景気は拡大している。欧州中央銀行(ECB)は2 日、インフレ抑制のため、6年ぶり高水準にある政策金利を9月にさらに引き上げ ることを示唆した。

リーマン・ブラザーズ・インターナショナルのエコノミスト、サンドラ・ペ トコフ氏(ロンドン在勤)は、「欧州の雇用市場は良好だ」と述べた上、「賃金が 短期間に大きく上昇するすれば、インフレに影響を与える恐れがある。これこそ、 ECBが避けたいことなのだ」と指摘した。

7月のユーロ圏の失業率は6.9%に低下し、1993年の同統計開始以降で最低 の水準となった。ECBによると、今年の経済成長率は約2.6%になると見込まれ ている。