米GMの電気自動車、充電1回でトヨタ車の倍の走行距離か-関係者

米ゼネラル・モーターズ(GM)がトヨタ 自動車に対抗するため計画している電気自動車は、1回の充電でトヨタ車の2 倍余りの走行が可能となる見込みだ。関係者が3日までに明らかにした。

関係者が匿名を条件に述べたところによれば、GMは、電気自動車「シボ レーボルト」を一般家庭のコンセントからの1回の充電で少なくとも40マイル (約64キロ)を走行できるようにしたい考え。これに対し、トヨタのハイブリ ッド車「プリウス」のプラグイン車種は、20マイル以下にとどまると関係者は 言う。

GMのリック・ワゴナー最高経営責任者(CEO)は、充電式自動車など の新しい技術でトヨタに競り勝つことで、GMがトヨタと競争可能なことをア ピールしたいと考えている。トヨタは今年GMを抜き、世界最大の自動車メー カーとなる見込みだが、プリウスなど低燃費車がその原動力となっている。

ケリー・ブルー・ブック(カリフォルニア州アーバイン)のアナリスト、 ジャック・ネラド氏は「最近の『軍拡競争』はGMが主導している」とし、「G Mは、ボルトは無敵で、環境に配慮した車種の競争でもう他社の先行は許さな いと言っている」と話す。

トヨタは7月25日、家庭用のコンセントなど外部から充電・給電できるプ ラグインのプリウスを開発し、国土交通省の認可を取得したと発表。トヨタは まず国内で8台の車両を使って公道走行試験を開始し、モーターのみでの走行 航続距離や電池容量の最適値の検証、各種データの収集を行うほか、米国、欧 州でも順次、公道走行試験を実施するとしている。

瀧本正民副社長は先月25日の会見で、トヨタが開発したプラグインハイブ リッド車は、家庭用電源を使って1-1.5時間(200ボルト時)の充電で、モー ターだけで13キロメートルの走行が可能だと述べた。

カリフォルニア州トーランスでトヨタの先端自動車グループで米国担当シ ニアストラテジックプランナーを務めるジェイシエ・チットウッド氏は、市場 に投入されるプラグインのプリウスの走行可能な距離はもっと長くなるだろう との見方を示したが、トヨタとしての目標については言及を控えた。

トヨタの計画を直接知る関係者の1人は、プリウスが1回の充電で電気だ けで走行できる距離は20マイル以下で、10マイルにとどまる公算もあると述べ ている。

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