ラガルド仏財務相:円と人民元の上昇必要-ユーロ高は欧州景気に影響

フランスのラガルド経済・財務・雇用相(51) は2日、パリでインタビューに応じ、ユーロ高が欧州の経済成長に「困難な」 要因を与えているとの懸念を指摘し、日本と中国を名指しした上で、両国がそ れぞれ円と人民元を上昇させるべきだとの認識を示した。

ユーロは7月に、対円で過去最高値を記録。人民元に対しても中国が2005 年7月にドルに対するペッグ(連動)制を廃止して以来、約5%上昇している。 ユーロ高は欧州の輸出に悪影響を与える恐れがある。

ラガルド財務相はインタビューで、円と人民元について、「過小評価され ている公算のあるすべての通貨に対応する必要がある。明らかに円安が特に問 題だ」と語った。同相はさらに、7月29日に参議院選挙が終わり、日本の当局 者には「状況を分析し、通貨対策を決定する」時間があるはずだと指摘した。

同相は通貨間格差の問題は「共同で対処すべきだ」との認識も表し、フラ ンスがこの問題で、他国政府や欧州中央銀行(ECB)の協力を求める考えを 示した。

中国の人民元については、ペッグ制廃止以降の動きについて、「中国経済 が国際舞台で得ている全体の規模と比べて中途半端だ」と指摘。「明らかに米 国は人民元の過小評価によって大きな影響を受けている」と語った。