欧州株(3日):下落、BMWやフィリップスが安い-米景気鈍化を懸念

欧州株式相場は下落。7月の米雇用統計で 雇用者数の増加が予想を下回ったのに加え、7月の米非製造業景況指数が低下し たことを受け、米景気鈍化への懸念が再燃した。

BMWとロイヤル・フィリップス・エレクトロニクスを中心に米市場に売り 上げを依存する企業に売りが出た。シティグループが石油株の投資判断を引き下 げたことから、トタルとBPは下落。ダウ欧州株価指数の石油・ガス指数は3カ 月ぶりの安値に下げた。ハイポ・リアル・エステート・ホールディングとデプフ ァ銀行など金融株も下げた。

JPモルガン・アセット・マネジメントで8470億ドルの資産運用に携わる ファンドマネジャー、ウルリキ・プール氏(フランクフルト)は「調整はまだ終 わっていない」と指摘した上、「リスク回避が強まっていることから、相場はさ らに4-5%下落する可能性がある」との見方を示した。

ダウ欧州株価指数は前日比1.3%安の372.03。週間ベースでは0.2%下 げた。前週は5.1%安だった。ダウ欧州50種株価指数とダウ・ユーロ50種株 価指数はそれぞれ前日比1.4%下げた。

BMW、トタル

世界最大の高級車メーカー、ドイツのBMWは2%安。同社は売り上げ全体 の25%を北米市場から得ている。欧州最大の家電メーカー、フィリップスは

1.1%下げた。同社は売り上げの28%を米国で稼ぎ出す。

フランスの石油会社、トタルは2.4%下げた。時価総額で欧州最大の石油会 社、英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルは1.6%安、同業で欧州2位の英BPは

1.5%安、オーストリアの国営石油会社、OMVは2.7安だった。

シティグループは石油株を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に 引き下げた。

ダウ欧州株価指数の石油・ガス指数は2%下げ、5月17日以来の安値とな った。

ハイポ・リアル・エステート

ドイツ2位の商業用不動産金融会社ハイポ・リアル・エステートは6.3%下 落。同社の広報担当、オリバー・グラス氏は、米サブプライム住宅ローン市場に 関連した損失を見込んでいないことを明らかにするとともに、サブプライムロー ンは提供していないと述べた。

公共部門向け貸し出しで欧州2位の銀行、デプファ銀は4.8%下げた。同行 は米サブプライム市場から打撃を受けていないことを明らかにしている。デプフ ァ銀は来月開催する株主総会で、ハイポ・リアル・エステートからの買収案受け 入れの是非を採決する。

エクイネット(フランクフルト)のトレーダー、トーマス・ナゲル氏は 「ハイポ・リアル・エステートがサブプライム問題に巻き込まれ、デプファ買収 を取りやめるとのうわさがあった」と指摘した。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比76ポイント(1.2%)安の6224.30。FTオ ールシェア指数は同34.49ポイント(1.1%)下げて3223.84。

ドイツのDAX指数は同98.46ポイント(1.3%)下げ7435.67。HD AX指数は49.83ポイント(1.3%)安の3833.27。

フランスのCAC40指数は同84.18ポイント(1.5%)低下し5597.89 で終了した。

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