米MBIA:同社保証のCDOにはサブプライム問題による脅威ない

金融保証最大手の米MBIAは2日、サブプ ライム住宅ローン市場の混乱は同社および同社が保証する1140億ドル(約13 兆5800億円)相当の債務担保証券(CDO)に対する脅威ではないと説明した。

MBIAのチャック・チャプリン最高財務責任者(CFO)は電話会議で、 同社が支払いを保証している証券は格付けが高いため、大規模な評価損や価値 毀損(きそん)は発生しないとの見通しを示した。

MBIAは、同社がサブプライム住宅ローン関連で損失を被り、同社が保 証する証券類の格付けが引き下げられることへの懸念が高まっていることを受 け、市場の不安を沈静化させる目的で電話会議を計画した。会議に先立って、 投資家から電子メールで数百件の質問が寄せられていた。

市場の懸念を背景に同社の株価は最近下落し、クレジット・デフォルトス ワップ(CDS)による同社債の保証料も急上昇していた。

クレジットサイツのアナリスト、ロブ・ハインズ氏は、サブプライム問題 に関する「現在の市場のパニック状態を考えると、電話会議は少なくとも投資 家の誤解を一部解く役には立っただろう」と述べた。

MBIAはサブプライム住宅ローンを裏付けとした証券なども保証してい る。最大の対象は米住宅金融大手のカントリーワイド・ファイナンシャルが管 理する12億6000万ドル相当の証券。MBIAはこの日、このうち3件で、返 済された資金をより高格付けの証券保有者への支払いに充てることを開始させ る「トリガー」が発動されたことを明らかにした。