サブプライム問題:ドイツ銀行団と国営機関、IKB救済基金を設立

ドイツの銀行団と国営金融機関は、米サブ プライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場で損失を出したIKBドイ ツ産業銀行に救済を申し入れた。

ドイツ銀行やコメルツ銀行など上場金融機関で構成するドイツ銀行協会の 広報担当者は2日、金融安定化を目指した救済基金に資金を拠出していること を明らかにした。ただ、基金の詳細についてはコメントを避けた。

IKBは7月30日、最高経営責任者(CEO)交代を発表するとともに、 サブプライム住宅ローンに絡む損失から通期の利益が目標を下回るとの見通し を示した。フィナンシャル・タイムズ(FT)ドイツ語版によると、IKB株 の38%を保有するドイツ国営のドイツ復興金融公庫(KfW)のほか、上場・ 非上場の銀行団は35億ユーロ(約5695億円)の救済基金を創設することで 合意。KfWは基金の70%、民間銀行と国営銀行がそれぞれ15%を出資する。

米証券取引委員会(SEC)に7月31日に提出した文書によると、Kf Wはサブプライム住宅ローン市場に投資していたIKB傘下のラインラント・ ファンディング・キャピタルの負債81億ユーロ(約1兆3142億円)を引き 受けることで合意した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE