トヨタ株が一時8カ月ぶり7000円割れ、第1四半期最高益も足元減速

トヨタ自動車の株価が午後の取引で一段安。 一時150円(2.1%)安の6950円を付け、昨年12月7日以来となる7000円を割 り込んだ。3日午後に発表される第1四半期(2007年4-6月)業績は過去最 高益更新が見込まれているが、7月の自動車販売では主力の米国、日本とも前年 を割り込み、先行き不透明感が広がっている。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト5人の業績予想を基に算出した中央 値で、トヨタの第1四半期の純利益は前年同期比23%増の4570億円と、米国会 計基準で四半期業績の開示を始めた03年度以降のすべての四半期を通じ過去最 高となったもようだ。海外販売の増加と為替の円安効果で利益を押し上げ、これ までの最高益を170億円ほど塗り替える見通し。

ただ、足元では減速が見られる。7月の国内販売は前年比7.7%減の13万 4960台で11カ月連続のマイナスとなった上、主力の米国でも同7.3%減と3カ 月ぶりに前年を割り込んでいる。

エドムンズ・ドット・コムの自動車アナリスト、ジェシー・トプラク氏は米 国での自動車販売動向について「7月は誰も市場の弱さから逃げることはできな かった。新車需要は無限ではない」と指摘した。

一方、2日放送のブルームバーグ・テレビに出演した岡三証券の岩元泰晶ア ナリストは、第1四半期の業績見通しについて「円安メリットが大きかったこと や、海外の販売が収益を押し上げた」と解説。現状は、こうした収益の押し上げ 要因がこれまでと異なる方向にあるようだ。

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