トヨタ:第1四半期の純利益4570億円、全四半期通じ最高へ-市場予想

今年上半期の世界販売が米ゼネラルモーター ズ(GM)を初めて上回ったトヨタ自動車は、第1四半期(2007年4-6月) の連結純利益が4570億円と、米国会計基準で四半期業績の開示を始めた03年度 以降のすべての四半期を通じ過去最高となったもようだ。海外販売の増加と為替 の円安効果で利益を押し上げ、これまでの最高益を170億円ほど塗り替える見通 し。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト5人の業績予想を基に算出した中央 値では、トヨタの第1四半期の純利益が前年同期比23%増となった。同四半期 の増益は2年連続。全四半期を通じた純利益の最高額は07年1-3月期の4401 億円だった。トヨタは3日午後3時に第1四半期業績を発表する予定。

売上高は同11%増の6兆2350億円(アナリスト6人の中央値)で第1四半 期の過去最高を更新したもよう。営業利益は同28%増の6560億円(7人の中央 値)、税引き前利益は同25%増の6915億円と、いずれも全四半期を通じて最高 益を更新する見込み。

トヨタによるとダイハツ工業、日野自動車を含んだ第1四半期のグループ世 界販売台数は同6.9%増の236万5160台で、このうち国内は同7.8%減の50万 4297台と5四半期連続して前年を割り込んだが、海外がカバーした格好。

みずほインベスターズ証券の河合敦シニアアナリストの集計によると、トヨ タの同四半期の北米販売台数は同6.6%増の80万8000台、西欧が同5.7%減の 22万2000台だが、ロシアを含む東欧を加えた欧州全体では増加したとみている という。

海外販売が好調だったことに加えて為替が円安で推移したことも利益拡大に 貢献した。岡三証券の岩元泰晶アナリストは、同四半期の円安効果が1000億円 を上回る営業増益要因になり、このうち対ドルでは600億円超になったとみてい る。ブルームバーグ・データによると、今年4-6月の為替平均レートは対ドル が120円76銭、対ユーロで162円75銭。トヨタの06年度第1四半期の為替レ ートは、それぞれ115円、144円だった。

トヨタの1日の株価終値は前日比100円(1.4%)安の7100円。

【第1四半期のアナリスト予想平均値】

(単位:億円、カッコ内は前年同期比)

売上高      営業利益    税引前利益   純利益
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 62350        6560        6915        4570
(+11%)      (+28%)     (+25%)     (+23%)
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