米AIG:サブプライム関連商品で23億ドル損失も-アナリストの見方

世界最大の保険会社、米アメリカン・イン ターナショナル・グループ(AIG)は、信用力の低い借り手向けのサブプラ イム住宅ローン関連商品の保有で、最大23億ドル(約2740億円)の損失を抱 えているもようだとアナリストらは指摘する。

AGエドワーズのアナリストらが1日まとめたリポートによると、「最悪 のシナリオ」では、AIGはサブプライム住宅ローン関連商品への投資により、 23億ドルの損失を計上する恐れがある。ゴールドマン・サックス・グループの アナリストらは1日付のリポートで、損失が最大14億ドルに上るとの推計を 示した。

AIGはサブプライム関連商品の保有について正式に公表していないが、 AIGの広報担当者クリス・ウィナンズ氏が7月23日にブルームバーグ・ニ ュースに送付してきた資料によると、3月末時点での保有は約330億ドルに上 っていた。サブプライム関連の損失が業績に打撃となりかねないとの懸念から、 AIGの株価は6月末以降、8%下落している。株価下落やAIGが保有額を 公表していないことが、AIGが抱えるとみられる損失についてアナリストら がリポートを出すきっかけとなった。

シティグループのアナリスト、ジョシュア・シャンカー氏はリポートで、 AIGのサブプライム関連商品の保有が「同社株に関する本質的な懸念の1つ だ」とした上で、AIG株は「サブプライム関連の多くの疑問について回答が 得られない限り、引き続き投資家からの圧力を受ける」公算が大きいと説明し た。シャンカー氏によると、保有証券の価値が25%目減りした場合、投資額 100億ドルに対し1株当たり82セントの損失を計上する恐れがある。その場合、 損失額は合計で最大85億ドルに達するとみられる。