シンガポールのヘッジファンド、アジア・ジェネシスが資産を現金化

シンガポールに本拠を置くヘッジファンド、 アジア・ジェネシス・マネジメントは1日、米サブプライム住宅ローンの信用 力低下に伴う損失を避けるための措置として、一部の資産を現金に移している ことを明らかにした。同社の運用資産は約4億5000万ドル(534億円)。

同社のマネジング・ディレクター、チュア・スーン・ホック氏は、「今はこ れ以上のリスクを取る時ではない」と述べた。同氏によれば、多くの投資家が 損害を被った背景には損失を計上するヘッジファンドの増加があり、「その数は 時間とともに増える」という。

7月31日の新興市場債相場と社債相場は下落。ヘッジファンドが損失を補 てんするために高リスク資産を売るとの懸念が背景となった。オーストラリア 最大の投資銀行、マッコーリ銀行が運用するファンド、マッコーリー・フォー トレス・インベストメンツは同日の発表資料で、融資契約の順守で、借り入れ を圧縮する目的で運用資産の売却措置を強いられたことを明らかにしている。

チュア氏によれば、アジア・ジェネシスはサブプライム住宅ローン関連の 証券に投資していないため、その影響は受けていない。また、一部の投資家は 住宅ローン証券が取引される店頭信用市場が「適正な価格メカニズム」を欠い ている可能性を懸念しているとも同氏は付け加えた。

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