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訪中控えたポールソン米財務長官に米議会は冷ややか-対中法案可決

4回目の訪中を控えたポールソン米財務長官 に対し、1年1カ月前の指名承認公聴会では口々に褒めたたえた米議員らは一転 して冷ややかな反応を見せている。

ポールソン財務長官の反対にもかかわらず、米上院財政委員会は26日、為 替政策をめぐり、中国などに圧力をかけることを目的とする法案を可決した。

チャールズ・グラスリー上院議員(共和、アイオワ州)は23日のインタビ ューで、「煮え切れない態度を取る財務省にはうんざりだ」と語った。

ゴールドマン・サックス・グループ時代に70回ほど中国を訪れた経験があ るポールソン氏は、中国を相手にする場合、我慢が必要だと主張する。米議会で の保護主義の台頭を抑えられなければ米中貿易摩擦は激化し、金融市場の混乱や 世界経済の悪化につながる恐れがある。

前米大統領経済諮問委員会(CEA)委員で現在はダートマス大教授のマシ ュー・スローター氏は同法案可決について、「有害無益だ」とした上で、「残念な がら歴史を振り返ってみると、始まりは小さかった貿易摩擦が非常に大きな問題 へと発展した例が多く見られる」と語った。

レーガン政権下で商務省特別補佐官を務めたクライド・プレストウィッツ米 経済戦略研究所長は、ポールソン財務長官が短期的な成果をまったく出していな いことが問題だと指摘する。

同所長は、目立った成果としては米国発の中国行き航空便を増やす合意や、 外銀による人民元建てクレジットカード発行容認の約束があるが、これは「体裁 を繕っているにすぎない」と述べた。

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